青木です。
『子連れ出勤、政府が後押しへ』
さて、最近話題のこの記事ですが…
批判が8割という噂も聞き、ちょっと驚いております。
取材先のモーハウスさんや、子連れ出勤で有名なソウエクスピリエンスさんは弊社もお世話になっており、モーハウスさんには以前子連れ出勤の職場見学にも行かせていただきました(もちろん私も子連れで!)
おひるねアート協会のモットーも
・子連れ受講OK
・子連れ活動OK
なのですが、それには理由があります。
私自身、この仕事を法人化するまで個人で動いていた時がありまし
当時はおひるねアートを仕事にする気はなく、まだ
そんな条件でもほぼ全ての企業さんが快諾してくれて、子
(まだ協会を立ち上げる前。著書おひるねアートのモデルにもなった息子えいちゃんと一緒に子連れで打ち合わせに行っていました)
協会を立ち上げて5年がたち、そのうち自分で子連れ出勤をしていたのは1年。
そして今年の4月からまた子連れ出勤を開始するにあたり私が思うことは
子連れ出勤は小さな会社の生き残り戦略でもあるということです。
小さな会社は、良い人材を確保するのがまず大変です。
良い人がいたら長く長く働いていてもらいたいから、柔軟な働き方を見つけた末の結果だな、と思います。
(講師育成プログラムはいつも複数の赤ちゃんも参加しています)
これは、モーハウスさんでもソウエクスピリエンスさんでも言っていることですが
「推奨ではなく、提案のひとつとして考えてほしいということ」
おひるねアート協会の目指すところのひとつに
「子育てしながら働くという選択肢を作る」
があります。
おひるねアートは子どもがいるからこそ出来る仕事でもあります。
もちろん、それに甘えて仕事の責任を果たさないというものでは本末転倒ですし、また、あくまでも推奨ではなく選択肢のひとつとして捉えてほしいと思っています。
(スタジオのスタッフ皆で春休みは子連れ遠足♪スタッフの子供同士兄弟みたいに遊んでいて、縦割りの関係も楽しいです)
保育園に預けて働きたい、というママの気持ち
子育てに専念したい、というママの気持ち
子供と一緒に働きたい、というママの気持ち
皆すべて平等であり尊重されるべきものだと思っています。
最初からうまくいく施策じゃなきゃやらない、ではなく
その会社によってできることは違う。
うちは無理、で片付けてしまったら何も変わらない。
その中でよりベストなやり方を追求していくことが大事です。
うちの協会もすべてを容認しているわけではありません。
5年間、トライ&エラーを繰り返して今の形が出来ました。
子連れ出勤だけではなく、在宅勤務のスタッフの増加、お子さんの急な発熱にもすぐお迎えが行けるような体制づくり、長期休みの時の一時的な託児etc…
女性が多い分、妊娠、出産も多い会社です(なにより私が来月出産予定(^^;))小さなお子さんを抱えているスタッフもたくさんいます。
そして、子供がいない、または既に子育てを終えたスタッフも同様に、フレキシブルに働ける体制を整えています。
全員が少しでも長くこの会社に居続けてくれるためにどうしたら良いか、を考えています。
0か100かではなくて20でも30でも出来れば救われるママスタッフや会社があるという事です。
そして、子連れ出勤の慣用化は、ゆくゆくは介護だったり何らかの理由でフルタイムで働けない人の救済にも十分なりうるので、ここの問題提起でいろんな人が考えるきっかけが出来ればと思います。
合わせてこちらの記事もぜひお読みください(*^-^*)
おひるねアート協会では、子連れ受講OK、子連れ活動OKの柔軟性な働き方を提唱していますが
いちばん大事なことは
「自分がどうしていきたいか」
「どんな人生を選択するのか」
ということです。
そこを人任せにしてしまうと、誰かのために生きている人生になってしまいます。
自分で選択し、自分で責任をもつことが何よりも大事です。