「あたしおかあさんだから」に学ぶ、母親の自己犠牲とは?

先日、娘の二分の一成人式がありました。
子供達から3つの大事なことを教わりました。

・友達を大事に
・命を大事に
・感謝を大事に

どれも、人生に大事なこと。

一人一人の夢を聞いて、まだまだ10歳なんにだってなれると思い
夢を追うのはいつだって遅くはないとも思う。

いっぱい回り道しても失敗しても
全部がきっと糧になるから
その中で自分が大切にしたいものと出会い
大切にしたい人と出会って欲しい

それが見つかればきっと人生は本当に楽しい。

 

私は10年前に娘を生んで、やりたい!と思える仕事に出会い
5年前に息子を生んで、一生の天職だと思える仕事と生きがいを
見つけることが出来ました。

子供を産んでいなかったら出会えなかった景色や
人生の楽しみや
生きる道がそこにありました。

子供を産んだから何も出来なくなるわけではないのです。
選択肢が増えるだけなのです。

ママだからすべてを自己犠牲になんてしなくても良いし
自分がしたくてやりたいことを自己犠牲として思わなくても良い。
そして出来ないことがあっても
自分がダメな母親なんて責めなくてもいいと思います。

 

自分がお母さんになって10年
前の仕事も含め
お母さんと赤ちゃんの愛情形成のお手伝いの仕事をし始めて10年

たくさんの
おかあさんだけど
おかあさんだから
おかあさんなのに
を見てきて

思うのは、正解なんて誰にもわからなくて
自分の子供からしか正解はもらえなくて

それでも自分が選んだ道が正解と思いたくて、必死で肯定したり、反論意見に対立したりする。
誰だって自分の選択を間違いだなんて思いたくないのです。

それは他人がとやかく言うことではないと思うし
私も、偉そうな事を話しながら
つい先日も言われた
「仕事ばかりで子供がかわいそう」
「あなたのせいで子供がワガママになった」とか
そんな言葉に傷ついて泣いたりもします。

自分が良いお母さんだなんて一度も思ったことはありません。

でも、良いお母さんにはなれないけど
毎日を楽しんでいるお母さんにはなれる気がします。

私の尊敬する大好きな父も、結婚式に泣きながら言っていました。
「自分は父親を早くに亡くしているから、自分の子育てが正解かわからなかった」
と…

何が良いのかなんてわからないまま、みんな精一杯子育てしているんだと思います。
お母さんだけじゃなくてお父さんも。

歌の歌詞云々は正直どっちでもよくて、
それで自分が何を大事にしているのかに気づけた
良いきっかけなのだと思います。

私が娘を生んだ10年前はもう少しこういう歌に共感する人も多かったように思うけど
それだけ、今は多様化な考えが広まってきているのでしょう。

自分が何を大切にしているのかをもっている人が増えたのかもしれない。
それは純粋にすごく、良いことなのです。

だから協会の撮影会は
『アドバイスしない、ジャッジしない』
でありたいと思い、それを講師に伝えています。

誰も批判せず、傷つけずに、お互いを認め合って
皆が笑顔で居られるのが一番良い

そうして、目の前のお子さんとの今を目いっぱい楽しんでほしいなと思います。