家族写真ラボ(オンラインサロン)立ち上げました!

代表の青木です。

先日、おひるねアート協会より
10月23日を家族写真の日として制定させていただきました。
こちらは、一年に一度「家族写真の日」を設けることで、家族の時間を意識的に作り、記録を残す習慣を作ることを目的としています。

日付の由来は
「撮(と=10)ろうファミリー(23)」からです。
(同様に毎月23日を家族写真を撮影するきっかけの日にできたら良いなと考えています)

1023家族写真の日

■家族写真の日を制定したきっかけ

私ども日本おひるねアート協会は、7年間でのベ30万人の赤ちゃんの撮影に携わってきました。

おひるねアート協会のコンセプトは「ママがカメラマン」
パパとママが赤ちゃんの写真を撮影することを基本としています。
その中で、赤ちゃんをあやしながら撮影をするパパやママが、笑顔でとても素敵な表情をしていることに気が付きました。
しかしながら、おひるねアートというコンテンツ柄、写真に残るのは赤ちゃんのアート写真です。

「パパとママのこの姿も一緒に写真に残せたらいいのに…」
「パパとママは意識しないと写真に残らない。家族写真を撮るという文化をもっと広げていく事が必要なのではないか」

そのような背景からこのたび「家族写真の日」を制定しました。
小さいころから家族写真が日常にある家で育ってきた私にとって、写真は家族の絆を実感できる特別なものでした。

写真に関わる仕事を7年続けるうち、写真を通じてもっと大好きな人に大好きと伝えられたり、写真を撮ること、見ること、話すことが人生を豊かにできると考えるようになりました。
家族写真の「家族」はけして親子だけのことではありません。自分にとって特別な誰かがいて、その気持ちを大切にしたいと思えることが家族の始まりだと思っています。

「あなたの家族は誰ですか?」
「あなたにとって家族とはなんですか?」

という問いをまず投げかけたいと思っています。

私は
どんな姿でも、どんな形でも、
離れていても、会えなくなっても
その存在を想うことで心が温かく幸せな気持ちになれる
それが家族だと思っています。

■家族写真プロジェクトとは?

「家族写真の日」を軸として立ち上がったのが「家族写真プロジェクト」です。
家族写真プロジェクトのキーとなるものは「写真+ことば」です。
家族写真を撮る流れの中に必ず
1.話す→2.撮る→3.残す→4.話す 
の循環を入れていく事を大きな目的としています。

■写真+ことばの4ステップ

 

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1.話す
「どんな家族でありたい?」
「どんな家族写真を撮りたい?」
2.撮る
1で出した自分たちが考える
家族らしい写真を撮影する
3.残す
撮影した写真をプリントする
(アルバムにしたり、家に飾る)
4.話す
写真を見ながら感想を話したり文字にする
「撮影してどうだった?」
写真を「撮る・残す」の前後に「話す」というキーワードが含まれます。

このワードは1番と4番で用途が大きく異なります。
4番の「話す」が撮影した写真を活用するツールとしての写真の使い方としてのアクションに対して
1番の「話す」は全く別の、家族の形を考え、自己を探り、家族と対話をし、関係性を構築する
とても大きく深いテーマが含まれています。

まず4番の「話す」に関しましては、おひるねアート協会でいつも伝えていることばがあります。
「写真は撮っただけでも、それをプリントしただけでも本来の用途を発揮できていない。写真を使ってコミュニケーションを取る、会話をする、そうやって初めて写真がいきる」
ということです。

想いはことばにするともっと伝わります。
想いの言語化は近年でも注目されています。
私は、小さいころ、写真に添えられたコメントを見ると
両親の愛情をより身近に感じることができました。

未来の自分、未来の相手のために
いま想いをことばにして形に残すことが大事だと言えます。
ただ、それはあくまでも良い写真が撮れた時に最後に発動する4番です。
1番の「話す」とは、写真を撮る前の前段階を丁寧に作っていくものです。
家族写真というひとことの中には壮大な自己の追求と家族の追求があります。

深くて重たいそのテーマを入れるかどうか悩みましたが、私が常々思っていることがあります。

それは
「家族写真を撮れば家族仲が良くなるのではない、家族仲が良いから家族写真を撮ろうと思えるのである」
「家族の関係が受容と信頼に満ちたものであることをつくることが先であり、その先のあるものが写真でありたい」

ということです。

ですので、家族写真を撮るより前にまず「自分たちらしい家族のかたち」を家族全員が共有していることが大事なのです。
その話し合いから、丁寧に進めていけたらこんなに嬉しいことはありません。

■家族写真ラボってなに?

家族写真プロジェクトを一緒に作っていくメンバーが集う場所
「家族写真ラボ」というオンラインサロンを立ち上げました。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/322221

スライド10

おひるねアート協会の目的は
「可愛い写真を撮ることが目的ではなく、親子の愛着関係が形成されたその先に写真がある。写真を撮った時の親の気持ちが一番大事」
というものです。
家族写真プロジェクトでは、その真髄である「関係性の構築をどう行っていくか」から始めていきたいと思うのです。
家族の関係がうまくいっていないまま「家族写真を撮っておけばいい」と見せかけの写真を撮ったとして、その写真がもたらす価値はなんだろうかと考えます。
やはり、撮影をするならば、生涯に渡って価値を残していけるような写真を撮りたいと思います。

幸せな世界は、隣の人を幸せにすることから始まっていくと思います。
家族写真プロジェクトは各チャプターにわかれており、今後も新しい企画を打ち出していく予定ですが、そのコア部分となるのは参加型オンラインサロンの「家族写真ラボ」です。
「家族写真を通じて家族のきずなを深くする」
そうコンセプトを打ち出した家族写真ラボには、隣の人を幸せにする方法を一緒に模索したり
家族写真プロジェクトを一緒に盛り上げていきたいメンバーを募集しています。

■家族写真ラボが解決したい課題について

2020年、ユニセフが出した調査によると、日本の子どもの幸福度は新興国38国のうち37位という結果が出ました。理由は学校のいじめなどのほか家庭内不和が原因であるという調査でした。

子どもたちにとっての家庭を安心安全の場にしたい。
そもそもどうして日本の子どもたちの幸福度はそんなに低いのだろう?
それは、子どもを育てている私たち親の自己肯定感や幸福度が低いことが原因なのではないか?
と私たちは考えました。

子どもが幸せになるためには、愛情の土台をしっかり作ることが必要です。
そして子どもと同じように、私たち大人も愛情の土台をしっかり作り、自分自身が好きであるという状態をつくることが大切です。
スマホの普及率は急速にのび誰もが写真を身近に撮れるようになった今、その時その時の瞬間を記録として残すことができる写真というツールをもっと活用しながら家族が仲良くなり、家族を通じて自分の在り方を見つめ、後世に希望を持った子どもたちを繋いでいく事が私たち人の役目だと感じます。

カメラを向けると、人は自然と笑顔になろうとします。
大切な人の笑顔をずっと見ていたくて人は家族写真を撮るのかもしれません。

人が生きるシンプルな目的は「隣の人を笑顔にする事」なのだと私は思います。
人が心から笑顔になる=幸せな状態でいるには、家族の中でいる時の自分が一番好きな状態でいることが大事だと思っています。
誰もが自分を大事にしながら自分の大切な人を大事にし、大切な人の大切なものを大事にする。
大切な人の大切なものが自分であることが多いのが家族という関係なのだと思います。
だから家族を大事にすることは自分を大事にすることとイコールなのだと思います。

家族は血が繋がった者同士ではなく、その人が大切にしている人がいて、一緒に生きていきたいと思えるのならそれが家族なのだと思います。

隣の人を笑顔にすることが自分の幸せと繋がる関係性を作ることはとても根気がいるし丁寧に取り扱うけれど、唯一人に与えられた能力が笑顔であるということは、やはり笑顔は幸せのキーなのだと思います。

家族写真ラボは、写真を通じて家族の関係性を見つめ、その時その時の家族らしさを形に残し、紡いでいく場所でありたいと思っています。

■特別顧問のご紹介

【小崎恭弘】
大阪教育大学教育学部准教授。1968年兵庫県生まれ。
兵庫県西宮市公立保育所で初の男性保育士として12年間、保育に携わる。
NHK Eテレ『すくすく子育て』をはじめ、テレビや新聞、雑誌など多方面で活躍中。
年間通して全国で育児指南を披露する子育ての講演を行う。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問。
『家族・働き方・社会を変える父親への子育て支援』『子どもの力を伸ばす!! じょうずな叱り方・ほめ方』など単著・共著多数。

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コメント:家族って不思議です。
誰がどのように決めているのかよくわからない。けれどなんとなく憧れのようなものもあります。
すてきな家族になりたいけど、どうしたらそのようになれるのかよくわかりません。
近くて、遠いもののように感じます。
だからその時、その瞬間の家族を大切にしたい。
そして自分の記憶に、写真に留めておきたいです。
家族を大切にすることは、そんな積み重ねの中から生まれるものかもしれません。
一枚の写真から、家族を作り出しましょう。