私が本当に撮りたかったもの

代表の青木です。

夏が来たら撮影会もコロナ前のように出来るようになる、と思っていた希望もあっさり打ち砕かれ
お客さまの笑顔に直接会えないことをとっても悲しく思っている今日この頃…
毎日暑いですが、皆さま熱中症などは大丈夫でしょうか?

先日おひるねアートが生まれるきっかけにもなった私の2番目の息子えいちゃん(協会のロゴマークのモデルです)が8歳の誕生日を迎え、もうおひるねアートが出来て8年になるんだなと感慨深くもあります。

はじめて作ったアートは2012年の8月。ちょうどこんな夏真っ盛りの暑い時期でロンドンオリンピックの真っ最中でした。
当時幼稚園の夏休みでずっと家にいたお姉ちゃんと新生児の息子を抱え外にも出かけられず家で引きこもりだった時に生まれたのがおひるねアートです。

そんなセンチメンタルな気持ちになりつつも、いま協会ではオンラインで何をどこまで届けることができるのか?
を爆速で連日会議しているわけですが、今日ちょうど事務局長の安食と二人でどんどん掘り下げていったときに、私と安食が同じ写真で泣きそうになっていることに気づきました。

「私こういうシーンを見るといつも泣いちゃうんだよね~」
「あ、私も昨日この写真見て泣きそうになってました」

という何気ない会話からふと気づく…
いつも、いつも、協会を立ち上げてからずっと同じシーンで泣きそうになっていることに。
それが私たち共通の想いだったことに。

それがこの写真です!

まさかの
おひるねアートじゃない真顔

でも、いつも泣けるのはこういう写真。

赤ちゃんを笑わせようと一生懸命になっていたり
どの写真も可愛い~!とカメラをチェックしていたり
赤ちゃんの周りでにこにこ「可愛い!可愛い!」といっぱい笑顔になっている

パパやママの姿(時にはおじいちゃんおばあちゃん)

この姿を見ているといつも泣いてしまいます。
赤ちゃんを囲んで可愛い可愛い、と言っている姿がとても好きです。

愛されている赤ちゃんを見るのが好きです。
それは私の理想の世界なのだと思います。
誰もが愛されるために生まれてきた、という世界がこの写真一枚に広がっているから好きなのだと思います。

でもその写真って、パパとママは実は絶対撮れなくて
第3者がそこにいて撮ってあげないと残せなくて
残してあげないと赤ちゃんが将来大きくなった時に見せてあげれられない。
あなたを見つめるパパとママはこんな顔をしていたんだよって見せてあげられない。

その姿を残してあげるのが私たち協会であり講師の仕事なのかもしれないな…
とぼんやり思うのです。

私は小さいころから常に写真がそばにあるような家で育って、小さいころからたくさんの自分の写真を見てきたのですがその中でも大好きだったのはこの写真。

こういう、何気ない日常の写真です。

父は私によく絵本を読んでくれました。

自分が可愛い服を着ているわけでもないし、カメラ目線でもないし、本当にただただ過ぎていく中の一枚だったけれども
私に寄せてくれた愛情や普段どうして過ごしてくれていたか、この写真を見たら両親が私にくれた愛情がすぐにわかる。

おひるねアートはもちろん、ママが笑顔になる写真。
そして、おひるねアートを撮っているママやパパの写真は、お子さんが将来見た時に笑顔になる写真なのかもしれないなぁと思いました。

自分のためにこんなに笑わそうと一生懸命になっていて
自分を見て可愛い~と顔がほころんでいて

子育てに一生懸命で、泣いたり怒ったり辛かったり大変なこともいっぱいあったりしながら
それでも思い返すと宝物だと思えるようなあっという間に過ぎ去っていく日々を、私たちはもっと意識して残すべきなのかもしれません
将来の我が子のために、そして自分のために。

いっちばんいい顔をしているのは

 

本当はパパとママなのかもしれません

 

早く、撮影会が各地で再開されて

 

こんな笑顔にまた出会えることを心から願っています。