シングルマザーになるか仮面夫婦になるかの境界線

代表の青木です。

協会が仕事納めなので普段追われる日々の雑務から少し解放され、ここぞとばかりにブログを書いています(笑)

さて、講師育成プログラムを検討中の方からいろいろな質問をいただくのですが、結構あるのが

Q.わたしはシングルマザーなのですが、同じような方はいますか?シングルマザーでも大丈夫でしょうか?

という質問なのです照れ

A.全然大丈夫です。講師にも一定数います。

皆さんすごく生き生きとして楽しそうです。

と答えています。

年末なのでちょっと好き勝手書いてみます。

 

シングルマザーであることが講師活動に支障をきたすというのは無いですし(強いていえば物理的に預け先の確保がパパ以外になるくらいで)

シングルだから肩身が狭い…ということもないと思いますウインク

因みに講師には独身の方もお子さんがいない方もいますよ照れ

そして、思い出したのが

3年前の同じ日にこんな記事を書きました。

3年前と…というかそれより前からずっと、家族の形は人それぞれ違うとわたしは思っていて
それが愛情の寄り合いでも利害関係の一致でも、家族の定義をそれぞれが納得していたらそれで良いのだと思っているのですが
ただひとつ
「その場所にいて自分の自尊心は守られているか?愛されていると実感できるか?」
は重要なポイントだと感じています。

例えば

「家にいるのに1日何やっていたの?」
「母親なんだからそれくらいしなよ」
「誰のおかげで生活できていると思ってるんだ」
「家事育児をちゃんとやるなら働いてもいいよ」
あるいは
「あなたの稼ぎが足りないから」
「こんなこともできないの?」
「何でいつもあなたは○○なの?」
「結婚しなければ良かった」
お互いにそんな言葉を言ったり言われてないでしょうか?
対象を子供に置き換えても同じですが、夫婦間でも、お互いに傷つける言葉を言っていいはずは無いのです。
特に、パートナーから自分の存在を雑に扱われる、下に見られていると感じたら、そんな場所では自分の存在価値はどんどん小さく萎んでしまいます。
そうすると
自分は信じてもらっていない
愛されていない
自分は価値のない人間なんだ…
とどんどん落ちていきます。
女性は、経済力や自立できる力があればそこで自尊心を保てます。
男性は女性より稼ぎが良かったら保てる場合もあるでしょう(一般的には)
ただ、↑という言葉を、納得してうなづいてしまったらそれはある意味危険信号
パートナーから認められていない、愛されていないと感じるから、自分の自尊心を外で満たそうとするのです。
だから、外に向く前にまず相手にそれを言われると自分は悲しい、傷ついているショボーン
と素直に言えること、言える関係性を普段から築いていく必要があります。
そしてありがちですが、パートナーに普段から感謝をおねがい
更にもっとハードルをあげるとするなら
大好き
愛してる
可愛い(カッコいい)
を普段から言えるように、受け取れるように。
(殴られた後にそれを言われたらただのDVですので別れましょう)
お互いのやっていることを応援し合える関係になれたら理想。
講師の中に
「自分が大好きなおひるねアートで楽しく活動していたら、旦那さまが
「俺も好きなことしたい!」
と関西→沖縄へ一家で移住。
その後旦那さまも沖縄で念願だった仕事に就いた」
というエピソードがあります。
そんなふうに互いを尊重し合い話し合える関係性=対等であることが本当に出来なくなってしまう前に、自分の心をまず守りましょう。
自尊心が壊れてしまうと他の人(子供も含め)も愛せないのです。
先日のニュースで日本のジェンダーギャップ が過去最低というニュースが流れてきました。
少子化に続き男女格差までが広がっています。
昔の亭主関白像はそれでも
何かあったら命懸けで妻子を守る、という誓いがあったから女性も家事育児を請け負えていたのではないかと思います。
今は2人が手を取り合って、仕事も育児も家事もお互いのルールや価値観、そして好きなことを尊重しながらお互いを大事にしながら生きていく時代です。
それには
自分がどうしたいのか?
をまず探っていく必要があります。
妊娠出産は自分の人生における価値観やパートナーとの関係性は大きく変わるターニングポイントです。
忙しさにかまけてついお互いの主張ばかりしてしまいがちですが
いま、自分の心はどう思っているのか
いま、自分はどうして欲しいのか
を言語化するだけでだいぶ変わってきます。
それでも、どうしても自分の心がその場所にい続けることができない
そこにいると自分の価値がどんどん下がっていくと感じたら
その関係性に見切りをつける必要があるのかもしれません。