【2018講師アワードエピソード優秀賞】川本悦子

優秀賞

川本 悦子
おひるねアートANELA

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】

 

~Before~

 

講師になる前は、「二人目を出産したばかりの一人の母として何か可愛い写真を手軽に撮って残すことはできないかな。」

ただそれだけを求めてました。

ちょっとネットで探してみたらすぐに見つけた「一般社団法人日本おひるねアート協会」のホームページ。

0歳の赤ちゃんを持つということと7年ぶりの育児休暇を過ごすので楽しいこと、これからの自分に役立つことを心の中で求めていた私はすぐに撮影会に申し込みました。

 

「カメラマンに撮影してもらうのではなくママが撮影するのね。」

すでに7歳の息子がいていつも旅行するときには手にはミラーレスの一眼レフを持っていた私はさほど抵抗することなくカメラを持って出かけました。

 

初めての撮影会の後すぐに講師になろうと決めた私はいくつかの撮影会に毎回どんな写真が撮れるのであろうかと、心ワクワクさせながら撮影会には肩に力を入れて参加してしまいました。

 

講師になる前はこのように、一人の母としておひるねアートに大きな期待を持って、可愛い我が子の写真を撮るぞ!と意気込んている状態でした。

 

~After~

 

では、講師になったあとは…

会社を辞めるつもりもなかった私は会社の仕事に撮影会で入った収入(副業収入)をあてにしようとも思ってましたが、養成講座を受けていくうちに

*おひるねアートを楽しむには

*おひるねアートの醍醐味

*技術、お仕事としての取り組み方

おひるねアートのホスピタリティを知っていくうちに本当にお仕事としてプライドを持って取り組む必要もあるし、何より目の前にいる人を直接喜ばすことができる仕事へのリスペクトがどんどん大きくなっていき、今まで会社の中にいて歯車として、1つの部品のように会社の何十億、何百億という個人では出せない利益の一部を生み出す働きや責任を果たすことを目的としていたものが、ガラリと変わって行ってしまった。

 

私はただただ誰よりもこの育児休暇中におひるねアートに向き合おうと思ってブログを作ったり、撮影会をしてみたり、アートを作ったり、衣装や道具を作ったりと睡眠時間を削って頑張ってみました。

睡眠時間を削って夜な夜な作業をしていても翌日ちょっと体調的には辛くても不思議と心に負担が少ないことに後々気がつくことになったけど、当時は何もわからなくてただがむしゃらだった。

 

青木代表が育成中に幾度と口にしていた言葉

「目の前にいる人を全力で幸せにする」

 

おひるねアートをする上でとっても大切なこと。

 

どういうことなのか本当に時間をかけていろいろな人の話を聞いたり自分の仕事の時間を振り返って感じたことは、

 

お客様にとって最上のメリットを考えて、伝えること。

それには、

自分都合で仕事をしていっては広がらない。

知ってもらえない。

魅力を感じてもらえない。

 

自分で仕事をすることの第一歩はそこを感じて体験することにあると思いました。

 

会社に所属してたら、多少自分都合で仕事をしても特に支障はないときもあります。

有給休暇ももらえるし、育児休暇ももらえる。

そういった休暇が実は会社に所属しているととっても必要なものであることはあとあとわかりますが、育児休暇中の自分には当たり前のものでした。

 

会社の仕事は好きな仕事ですか?

それをしている時間はあなたにとってはたまらない時間がありますか?

心が震えますか?

 

100%大好きな人は少ないと思います。

大好きな仕事ではなく、私と私の仕事との関係のように「お金のために仕事をしていた」

のように、

お金だけで繋がっている仕事は本当に心にストレスがかかり、お金や休暇というご褒美で続けるしかなかった。

子供を育てる親としてはお金がご褒美であるのはとっても必要なもの。

日本の子育てにはお金もかかるし、

「子育て中でもお金を稼ぐ私はすごい」

そんな自負もありました。

 

それとは真逆の

「好きなものを仕事にする」

「自分の心がワクワクする・キュンキュンすることを仕事にする」

 

女性にとってこの心の体感があってそれを仕事にすることは実はストレスが軽減されて体にしっかりと力が入り、仕事が前に進む威力を持つことができる原動力になり、よって免疫力も上がってくることも感じられるようになりました。

 

睡眠時間を減らすこともあるし、体調が悪くても休めない辛さもあるかもしれないけど、大好きなことをしていることの

体の変化

心の変化

稼ぐお金の額の変化

たくさん変化はありますが、私が今一番自分で課題としていて変化を感じているのは心の変化です。

 

自分のことをこんなに考える時間は、会社員時代にはなかった。

大好きなことは何ですか?

それをできたら

心が躍りますか

心が躍ってワクワクしたら、胸が熱くなり、体の芯に力がしっかり入って、お客様にそれが伝わる。

 

それを信じることができるようになったのが大きな変化です。

【講師になってよかったことは何ですか?】

内観をすることができるようになったことがとても大きく、それはおひるねアートを仕事にしてから自分を見つめる時間を持つことができるようになったからだと思います。

1つの内観の中に

「写真を撮ることが好き」

なのがわかりました。

 

最初は写真を通じて赤ちゃんを可愛く撮影してママに喜んでもらう経験をしたら、その行為が好きなのがわかってきました。

 

徐々に仕事の幅が広がってきて、好きなことを仕事にしている女性が好きだし、妊娠中の人がキレイに輝く一瞬が好きだったりと撮影の中に好きがたくさんあることに気がつきました。

 

さらに自分が直接行ったことによって人が喜んでくれる瞬間がたまらなく好きです。

 

さらにさらに自分が撮影した写真によってその人の周りの人、家族やパートナーがその人の美しさを感じてくれたらもっと幸せ。

 

例えば、赤ちゃんが被写体だったら、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃんという風に。

妊婦さんであれば、ご主人だったり。

女性事業家であれば、ビジネスパートナーだったり、仕事にいい影響があったら私はすごく幸せだ。

 

このように写真は美しさを残すことができる魔法の道具だとも思っていてる。

 

私が講師なりたての頃、おひるねアートのお客様のご友人から家族撮影をして欲しいというご紹介での1歳になる娘の記念日の撮影をして欲しいと依頼をいただいた時がありました。

 

よくお話を聞いてみるともうすぐ心臓の手術を受けるため胸に大きな傷がつくので、傷がつく前に裸の写真を記録として残してあげたいという一人のママからの依頼でした。

 

まだフォトグラファーであると胸を張って言えないくらいの私は撮影に失敗してはいけないと思い、緊張して当日を迎えたけど、本当に優しいパパとママで

 

「可愛い我が子の写真を残したい」

 

それだけに一生懸命のご夫婦でした。

 

目の前にいるお客様に対して精一杯幸せになってほしい気持ちだけで撮影しました。

その写真に対して、CDーROMと一緒に送った手紙に対してどのように感じてもらって、どれくらい幸せにできたのか決して数値化できないことではあるけど、その赤ちゃんの胸に傷がつくまえの写真を残すことができてその子の人生に関わることができて本当に幸せだと思いました。

 

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

 

去年、企業イベントにおひるねアートを出させていただいた時がありました。

その時に今でもよく撮影会にいらっしゃるリピーターママ(Aさん・仮名)に初めて出会いました。

その時はまだ赤ちゃんが2ヶ月の頃。

Aさんは私にとっては大勢のお客様がいらっしゃる中の一人という位置付けの方でしたが、その後すぐに私の撮影会にいらっしゃいました。

 

「この前、川本先生のアートに出会って、そのキレイなアートに一目惚れしておひるねアートにはまってしまいました」

 

とっても嬉しい言葉でした。

私のアートがきっかけでおひるねアートにはまってくれてイベント、撮影会、モデル撮影会とたくさん参加してくれるようになりました。

そんな人に大きな影響を与える仕事に出会えてよかったと思いました。

 

普段から私は

モデル撮影会の時にご参加してくださるママにはアンケートをお願いしておりますがAさんが来てくれた時の回答にこれ以上ないエピソードをぎっしり書いてくださいました。

 

おひるねアートに出会ってからの生活の変化をお伺いした質問に対して、実はちょっと育児ノイローゼ気味だったことを告白してくれました。

 

「おひるねアートに出会う前は意味もなくイライラしたり、意味もなく涙が出たり、家に引きこもっていました。ですが、おひるねアートに出会ってからは毎日が楽しくて自分の子供がますます可愛く見えるようになりました。イライラもなくなり、楽しいので涙も出なくなりました。出会えて本当に良かったです。」

 

他の方からも同じ質問をしてますがすごく素敵なご回答をいただいている中で、このAさんの回答がずっと心の中に留まっていました。

私の人生の喜びのエレメントの中で「世界平和」があります。

おひるねアートで一人の女性の心を救うことができたとしたら本当に喜ばしいことで、おひるねアートという素晴らしい赤ちゃんとのコミュニケーション方法がもっとたくさんの女性に届いて、社会的に孤立しがちなママの元に届けることが私のミッションだと思うようになりました。

 

 

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

 

私にとって「おひるねアート」とは、

私の心の扉を開けてくれて、

心踊ることを体感させてくれて、

私という人間がどんな人間なのか教えてくれました。

 

それだけではなく、

おひるねアートによって会社以外の人とのつながりを作ってくれて、

心がつながる同期と出会えて、

たくさんの個人事業主と出会うことができました。

 

私という人間がどんな人物なのかと人とのつながりを持たせてくれ、それらの人々からたくさんの教えをいただくことができる今だに魔法の仕事の1つだと思っています。

 

先日、私の心踊る人生のエレメントを脳科学であぶり出すワークをしました。

そのエレメントは10個ほどあります。

そのエレメントを言葉として具現化するよりも前におひるねアートが実は教えてくれてたことがわかりました。

例えば、

私が今まで取り組んでいたおひるねアートの撮影会とは

ママと赤ちゃんと講師の3人が作り出す

愛の溢れる時間や空間を演出することができるものです。

この「愛の溢れる時間や空間を作ること」が実は私の人生の喜びのエレメントの1つです。

 

私は講師になってから赤ちゃんの一瞬の美しさを形に残して、可愛い写真がたくさん撮れたことにより、ママが元気になる瞬間を見届けることをし続けてきました。

 

さらに、撮影会にいらっしゃったママと赤ちゃんだけでなく、撮影会時にいなかった人たちに写真を見せてみんなが幸せになることを導いていると思っております。

そうしてその行為は世界平和として貢献できていると自信を持って言いたいです。

 

現在のおひるねアートはパパとママと元気な赤ちゃんが撮影会にいらっしゃるというスタイルですが、将来の私は児童養護施設にいるような赤ちゃんや、体が不自由なお子様や障害者の方へのおひるねアートで大きな社会貢献ができるような人間になりたいと思いますし、それができると信じております。

 

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

 

おひるねアートというのは

赤ちゃんとママと講師が作り出す愛が溢れた時間と空間を生み出す撮影です。

 

「自分のおひるねアートで人を喜ばせたい」

 

その一心でアートを作成することを選んだあなたは

生まれたばかりの赤ちゃんの一瞬の美しさを見逃さず、ママにぜひ「あなたが産んだ赤ちゃんが世界で一番可愛いですよ」と伝えて欲しいです。

 

講師になりたいと思って申し込んでいる方には私は自信を持ってこの仕事は、この世の中で最幸な仕事の1つであるとお伝えしたです。

 

講師になったらどうやったら自分のおひるねアートの良さを人に伝えやすいのか、一番伝わる方法を探してください。

 

アメブロなのか

Instagramなのか

それとも人に口コミで伝えてもらうのか

Line@なのか…

 

時間をかけて一番よく伝わる方法がわかったら、それに対して一生懸命取り組んで欲しいと思います。

 

お客様はファンになってくれたら得意な伝え方をしっかりと見ててくれます。お客様はファンとして講師の特徴を捉えることをしてくれますので、手を抜かずに取り組んで欲しいと思います。

 

そうすることによってたくさんの方にあなたの良さを伝わって行きます。

義務ではなく、得意なもの、好きなものを探して行きましょう。

認知が高くなれば収入が多くなるなど、お金を求めるものではなくおひるねアートは社会貢献に役立ち、自分を大きく成長させてくれるものだと信じて伝えることにより、おひるねアートを楽しんでくれるママが一人でも増えるように協会や先輩講師と一緒に取り組んでください。

 

今目の前にいる人を幸せにするのと同じくらいお客様と会っていないオフラインの時間でもお客様を幸せにすることを考えていくようになると、いつの間にかたくさんの人が応援してくれるようになります。

応援が多い人ほどお客様はなぜか増えて行きます。

私自身はそう信じて取り組んでおります。

ぜひ一緒に頑張りましょう!