協会の講師たちに対して私が想うこと

代表の青木です。

昨日今日と新しい期の講師育成プログラムが始まりました。

講師育成プログラムの最初の自己紹介では、新しい受講生の志望動機を必ず聞いています。
そして、どのような想いでここに来ているかを尋ねます。

子育て中にこの育成プログラムを受けること自体、熱い想いでいっぱいなのは明確で
時には子供を連れて長い時間電車に乗り、時には周りに頭を下げ子供を預け来ている受講生たちに
それだけでも敬意を払いたいと思っています。

自己紹介の中でいつも誰かから必ず出るのは
「子供を出産したときに、自分の働き方について悩みました」
という言葉です。

おひるねアート協会の特徴は講師自身の働き方についても相当フォーカスするところにあると思っています。

女性が自身の働き方を問うときには、いろいろな問題も起きてきます。

それに蓋をせず、自らの道を切り開き、本当の意味で自立し、自分の道を歩むことも応援する。

講師育成の最後には個人面談を行いますが、時に人生相談になることもあります。
仕事の事だけではない、子供の事、ご主人の事、家族の事、自分の夢、さまざまな話をするのです。

1対1で、話をする時間は必ず取っています。

たぶん、協会の管轄外の部分だと思うのです。
私がそこまで関わるのは。

それでも
「自分の好きなことにやっと出会えました」
「自分が本気で何かをやってみたいと思ったのは初めてです」
という声を受け、真剣に働き方について考え、生き方について考える受講生に本気で向き合いたいと思うのは自然なことなのです。

たんなる仕事上のつながりではなく、
人と人の気持ちの交換がそこにあると思っています。

時には講師と泣きながら意見をぶつけあうことだってあります。
私自身が未熟で成長途中で、申し訳ないなと思うと同時に、それだけ本気で向き合ってくれることが嬉しかったりします。

そんな代表でどうすんだ、という声も聞こえるかもしれません(実際言われます…笑)
でも、私にしか出来ない代表業もあると思っています。

情けないですが、誰かに何かを教えられるほど人生経験も積んでいません。
だからこそ、できる限り一緒に寄り添いたいと思うのです。

そして、一度でもこの協会にかかわり、私にかかわってくれた講師たちが、時には新しい道を見つけ、協会から離れていくときもあります。

そんなときも、心から応援しています。

おひるねアート協会として、講師の働き方に求めるものがあります。
それは、協会に長くとどまってくれることではありません(もちろん、この仕事を天職だと選んでくれたらすごく嬉しいけど)
講師が自ら自分が歩む道を見つけ、自分の足で歩んでいくことなのです。

今まで関わってくれてありがとう。
これからも、別の形で関われることを楽しみに。
そしてあなたの道を全力で応援していますと。

そんな思いで、いつも見守っているのです。