子供が一緒だと仕事は大変?

昨日から年内最後の横浜講師育成プログラムが始まりました。
今回も定員オーバー14組の受講生さんと進めています。
今週末は大阪、来月は名古屋と、年末に向けて新しい講師も続々誕生予定です。

最近になってどどどっと講師から寄せられる質問。
今日も受講生さんから聞かれましたが・・
「子供と一緒に働きたいと思っていたけど、歩くようになって、自我も出てきたし、一緒に働けるのか不安です」
という心配。
「子供と一緒に働くって楽しいことばかりじゃないんですね」
という嘆き(^-^;
これまでもたくさん聞いてきたし、私も今小学生の娘が1歳の時から6年間、今の講師たちの様にフリーランスで講師業を行っていました。
現在も3歳の息子と子連れ出勤をしています。
事実、私は、専業主婦時代も、子供を預けて働いた時代もあるけれど、子供と一緒に働くほど大変なことはないと思っています(笑)
子供の成長を見る時間も仕事もどっちも手に入れたい!
そう欲張りになっているのだから、当たり前といえば当たり前。
削れるのは体力と睡眠時間・・
それが現状だったりします。
ただ、それは考え方ひとつでぐっと楽になったり、育児と仕事の両方の良いとこどりだと考えることもできます。
私も昔はそんな状態でしたが、考え方を変え、仕事の仕方を変えたらすごく楽になりました。
そして、この仕事は絶対に講師たちの天職になる、と思いました。
その考え方は4つあります。
1.ワークライフバランスは考えない。ワークライフインテグレーションと考える
2.遊びの時間も同じくらい大事にする
3.仕事は人生を通して学ぶ成長と生きがいだと考える
4.人生においての生産性を大事にする
仕事に打ち込みたいけど私達ママには小さな子供がいる。
母親業は待ってはくれません。
だったら、考え方を変えるのも一つの手です。
そして、仕事の価値観じゃなく、育児の価値観でもなく、人生の価値観を変えること。
私なりの考え方を追って説明していきたいと思います。
1.ワークライフバランスは考えない。ワークライフインテグレーションと考える
仕事とそれ以外の事を切り替えるのは無理だと割り切りました。
全部同時進行で楽しもうと思いました。
オンオフの切り替えはしない。仕事もプライベートも全て私の人生だから。
そうしたらすべての事が生産性のある時間になり、今の時間に注力することが出来ます。
2.遊びの時間も同じくらい大事にする
スタッフにも言われるくらい、私は遊んでいるほうだと思います(笑)
上の子と映画に行ったり、ディズニーランドやキッザニアに行ったり。
(これは近いから、という理由もあるのですが、朝にディズニーに行って昼仕事して夜また行くことも・・)
土日に出張が入ることが多いので、子供と一緒にいれる日はいろんなところにお出かけしています。
むしろ、オフィスにいなくても出来る仕事もあるから、お出かけ出来てラッキーくらいに考えています(笑)
おひるねアートという、この仕事が特殊だからというのもあります。
講師たちには「仕事と同じくらいいっぱい遊んでね」
と言います。だからうちの講師たちも結構遊んでいるし、夏休みとか冬休みはがっつり休んだりもします。
というのも、この仕事は遊んでいるほうが結果的に成果につながるのです。
いろんなところに行って見たもの、経験したことが仕事のアイデアやアートのセンスに生かされていきます。
私もアートはもちろんコンテンツやアイデアを生み出す作業が多いので、遊んで気持ちがほぐれた時やインスピレーションを受けた時にやる気を出して一気に製作するというパターンです。
だから遊んでいる時も仕事といえば仕事だし、仕事も遊びといえば遊びです。
そういえば私が今まで見てきた仕事の出来る人も、皆仕事も遊びも全力で楽しんでいました。
3.仕事は人生を通して学ぶ成長と生きがいだと考える
仕事も遊び、と書くとなんてなめたこと言ってるんだと思われそうですが、基本的に私は仕事が大好きです。
今までこれを堂々と言うのが何だかはばかられて(笑)なかなか言えなかったのですが、先日美容院に行って美容師さんと話したとき
「これから〇〇して、■■して、夜は△△に行って・・」
とそのあとの予定を話していたら
「うわー、お仕事忙しいんですね~土曜日なのに大変ですね」
と言われてびっくりしました。
私をそれを仕事と思っていなくて、むしろ楽しみな予定として話していたからです。
と同時に、あ、私仕事が大好きなんだなと再確認しました。
お客様の笑顔が見られること。
赤ちゃんといっぱい遊べること。
講師たちと一緒に何かをするのも楽しいし、アイデアを出している時も楽しい。
誰かの役に立つことで、人は生きる意味を見出すと言います。
私がしていることで誰かを笑顔にすることが出来るなら、それはすごく幸せだと感じます。
もちろん楽しいだけじゃ出来ない部分もあります。
プレッシャーや不安、悩み過ぎて悪夢を見たりもします。
事業を継続させていくためには、悔しいけどしたくなかった決断や、辛いことや嫌なこと、涙を流すことだっていっぱいあります。
ただ私が思う仕事の定義は
仕事=つらいもの、自分の時間を切り売りして対価を得るもの
ではなく、すごくクリエイティブでワクワクする、人生をより豊かにしてくれるもの。
そして楽しいことも辛いことも含めて生きがいのひとつです。
4.人生においての生産性を大事にする
よく仕事では「生産性を大事にしろ」と言われます。
他の人が遊んでいる時にコツコツやっている人が成功すると言われることもあります。
でも、私たちには子供がいます。
人生において一番の生産性のある時間は子供との時間です。
お金はいつでも取り戻せるけど、時間は取り戻せない。
子供はあっという間に大きくなっていく。
歩き出したらハイハイしていた可愛いお尻はもう見られないし、しゃべるようになったらたどたどしい言い間違いはもう言ってくれない。
気がついたら、あっという間に小学生になって、抱っこもさせてくれなくなる・・

そうなってから後悔したって遅いのです。

私はこの仕事は赤ちゃんと一緒に働ける仕事に関しては素晴らしく理にかなった仕事だと思っています。
自分の子供の写真をいっぱい撮る事、自分の家族との思い出をたくさん作ることが仕事になる。
自分の経験がたくさんの引き出しになって、豊かな人間性を作り、それが良い講師になっていく。
だから、この子がいるから仕事が出来ないなんて嘆かなくていい。
自分の子供とめいっぱい遊んで、いっぱい思い出を作って、それを自分の仕事にも生かしてほしい。
そう思う講師が、そう思う母親が増えたら、それを見て育った子供もきっと、仕事をすることが楽しいと思えるようになる。
母親が、父親が楽しく働く姿を見せること。
それは将来、働くことを、人生を生き生きと楽しむ子供たちを育てることにつながります。
子供は希望の塊です。でも、どんな大人になるかは私たち次第だともいえます。
未来を担っていく子供たちに、生きる希望を見せることが私たち大人の役割なんだと思います。
おひるねアート協会には、そんな目いっぱい遊んで、仕事も楽しんでいる講師がたくさんいます。
何よりも誇れるのはチームワークの良さです。
同じ志を持った仲間だから、一緒に頑張れる。
(どんだけ一緒にいるの、というくらい仕事もプライベートも講師たちはよく一緒にいます(笑))
そんな講師たちがどんどん増えて、日本中、世界中のママと赤ちゃんに笑顔を届けてほしいなと思っています。