小川ふみこ
【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】
講師になる前、元々保育士だった私ですが腰を悪くして保育士という職業に就けなくなりました。以降、医療事務、ファイナンシャルプランナー、コールセンターなどいろいろな職を経験しました。
どんな職もある程度人並みにはこなせるけれど仕事を心から楽しいと思う感覚は今思えばそれほどありませんでした。
おひるねアートに出会って、すぐに「これを仕事にしたい」と思いました。
そしてそれをすぐに現実として導いてくれたおひるねアート協会。
本当に出会えてよかったです。
自分の作ったアートに赤ちゃんを寝かせて「可愛い!」と大喜びしてくれるママたち。
私たちの使命とする「思い出づくり」を理解してくださるママもどんどん増えて
「泣いても可愛いよ~、今日は泣き顔残そうね」と仰ってくれる。
いま仕事が楽しくてたまりません。
そしておひるねアートというコンテンツを知らない人もたくさんいる。
まだまだ仕事に対してワクワクの使命感でいっぱいです。
【講師になってよかったことは何ですか?】
以前から育児支援に興味があり、ファミリーサポート活動などもしていました。
自分の保育士としての経験をどこかで活かしたかったし、我が子はどんどん大きくなっていくけれど、大好きな赤ちゃんや小さな子どもたちとも触れ合いたかった。
そして核家族化が進み赤ちゃんをどうやって育てていいのかわからないというママ達のためにもなにか自分が役にたてれば…と思っていました。
現役保育士からは離れて長いのでもう的確なアドバイスができるわけではありませんが、一番大事な心を育てるという面で、母子のふれあい、コミュニケーションはとても大切だと思っています。
いま、おひるねアート講師として活動するなかで、その一番大事な心の部分をおひるねアートをとおして伝えたいとも思っています。
赤ちゃんとふれあい、コミュニケーションをとればとるほど、赤ちゃんの良い表情が撮れる。教室を開いてママ達と長く付き合うほど、それを実感します。
おひるねアートで親子の絆をもっともっと深めてもらいたい、そして幸せな親子関係を作ってほしいというのが私の夢の中のひとつです。
仕事に夢と目標を持てたこと、これは今まで本当になかった。
おひるねアート講師は天職なんです、と言えることが本当に嬉しいです。
【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】
講師活動を始めた頃、まだ九州では私ひとりしか講師がいませんでした。
おひるねアートというワードの認知もなく撮影会を開いても当然申し込みもなく、そこでイベント出展を始めました。
最初は数人、そして翌月は倍に…という感じで少しずつお客様が増えていきました。
そんな中で2回目の出展の時に出会ったお客様、すみえさん。
お嬢さんはカンナちゃんという2ヵ月の赤ちゃんでした。
お月さまのアートに赤ちゃんを寝せた時に本当に喜んでくれました。
そしてすぐに「こうのとりのアート」の出張撮影を依頼してくださいました。
初めての出張撮影。
すみえさんは
「おひるねアートを毎月撮ってアルバムに残したいんです!」
とおっしゃってくださり、私のことをはじめて「先生」と呼んでくださいました。
私がアートを作成する横でその様子を見ながら
「先生、さすがプロですね!」
とおっしゃってくださったんです。
まだまだ講師になりたてで湯気が出ていたくらいなのに、その言葉が本当に嬉しくて、すみえさんのために毎月頑張ろう!と本当に勇気をもらいました。
お客様が少ない撮影会でも必ずカンナちゃんを連れて来てくださって、かわいいと褒めてくださって、私はこのすみえさんに育ててもらってるなぁと本当に心の支えになっていました。
ひとりのお客様を大事にしよう。私は心からそう思いました。
そうやって続けてきてもうすぐ2年、今はお客様がたくさんお越しいただけるようになり、教室の受講生さんが同じ思いで講師になってくださるようになりました。
もちろん今でも、どのお客様もすみえさんと同じように私を支えてくださり育ててくださる大切なお客様。
いつもお客様の笑顔を想像しながらアートを制作しています。
そして今はすみえさんの長女カンナちゃんに妹ができました。
マナちゃん、生後5ヵ月。
今日もサンプルアートをマナちゃんで撮影しました。
いまは姉妹アートを楽しんでくれているすみえさん。
新しく誕生した他の講師の撮影会にも予約してくださいました。
福岡でもどんどん広がりだしたおひるねアートの輪。
これからも常に初心を忘れず、すみえさんはじめお客様に感謝の気持ちを忘れず、これからもおひるねアートを広めていきたいです。
【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】
私にとってのおひるねアート…。
この仕事しかもうありません!
私にとってのおひるねアート協会…。
協会があってよかった!
協会の更なる飛躍を望んでいます!
【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】
おひるねアート講師の仕事は とっても素敵な仕事です。
ママも笑顔になれて
周りの人たちも笑顔になれて
それが写真として一生残り
大きくなった赤ちゃんたちもそれを見たら
きっと親からの愛情を感じるでしょう。
親からのゆるぎない愛情を感じる事はきっと何よりも生きる力になります。
私はそれを思い、これからもこの仕事を出来る限り続けていきたいです。
九州の仲間もたくさん増えました。
講師同士が助け合い、励ましあって仲良くできているのも本当に心強いですが、まだまだ講師がいない県もあり、おひるねアートを知らないママもいる。
講師になろうと思っている方、大歓迎です。
是非一緒におひるねアートを広めていきましょう。