【2020講師アワードエピソード大賞】山本ゆきみ『アートの上だとチューブが気にならないんです』

大賞

山本ゆきみ

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】

 

講師になる前は図書館で働いていて、子どもが好きな私は子どもが産まれたら…ママになったら…きっと、素敵な世界が待っている。子どもがある程度したらまた図書館で働きたい、そう思っていました。
けれど、いざ子どもが産まれると娘にはチューブがついていて、人に娘を見られることも、チューブが抜ける不安もあり一日中娘を見ていないと不安で産後うつになりました。

講師になってからは、娘にもモデルをしてもらって、娘も私がおひるねアートをしているととても嬉しそうで、いつか私もおひるねアートをするの!と言うまでに成長し家庭が明るくなりました。おひるねアート撮影会、セミナーと、本当に毎日充実しています。

【講師になってよかったことは何ですか?】

講師になって、私と同じような気持ちを持ったママたちとお話ができ、「先生に会いに来ました」と言ってくださる方がいて、自分の存在価値、ここにいていいんだ。と思うことができ、とても嬉しい気持ちになりました。
そして、なにより…もう一生図書館には戻れないと諦めていた私に「えほんセミナー」という形でお子さんと絵本を繋ぐお仕事をもう一度するチャンスをいただくことができました。
子どもを産んで諦めたたくさんのこと・・・今では講師になって、したかったことや夢、そして娘の笑顔、たくさんのママたちの笑顔を見ることができ、たくさんの元気をもらっています。

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

講師になって3年目になる頃、コロナで生活も変わり、私もいつから撮影会を再開しよう…と考えていたそんな時、娘の療育で知り合ったママに久しぶりに会いました。産まれた赤ちゃんにはチューブがついていました。

「子どもが産まれたのにこの子だけ写真がないの。お宮参りも行けなくてお食い初めも、写真がないの。」
と悲しそうに話をして下さり、私は
「実はね私写真は上手くないけど…おひるねアートをしていてね、おひるねアートでお手伝いができるかもしれない」と言うと、ママの顔がキラキラ輝いて、「そうなの?!行きたい!行く!」と言って下さり、私はすぐに再開を決めました。
「とりあえず今日撮って、また撮りにくるね」と言って来てくれたママでしたが、カメラ越しに見た赤ちゃんがあまりに可愛くて「来月はいつ??絶対くるから!!」っと言って下さり、最近では「毎月前のおひるねアートを見ながらなんとか頑張ってる!」と昔の私を思い出すようなことを言って下さいました。
そして、コロナでおひるねアートの撮影会に来れなくて残念だったという声をたくさんいただき、私のおひるねアートで、たくさんのママたちが、「また来月も来ます!」と楽しみにして下さって…おひるねアートの講師になって、本当に良かったと思いました。

そして、撮影会が終わって数日後、ママからLINEが届きました。「あの日、実は撮影会の前に赤ちゃんの病名が分かって…すごく辛かったんです。」と。その日のママを思い出してもそんな感じは全く感じず、可愛い!!っと写真を撮っていました。
ママの気持ちを考えると気づかなかった自分に悲しくなりました。
でも、ママからのLINEの続きには
「おひるねアートで、癒されたんですよね。不思議とおひるねアートだと赤ちゃんのチューブが気にならないんです。ゆきみさんのアートの小物が可愛いからかなぁ?」
と言って下さり、とても辛かった日をおひるねアートで少しでも癒されて下さって、本当に良かった…そう思いました。

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

私にとって、おひるねアートとは…
「「かわいい」が飛び交うママ達のエネルギー充電のもと。
そして、私にとってもエネルギーの源」だと思っています。

そして、私にとっておひるねアート協会とは…
コロナになって活動できないときでさえ、zoomで県をこえてたくさんの先生とお話ができて、常に情報共有をして、ピンチの時もママたちのことを1番に考え、セミナーや、コラージュやインスタライブなど、孤独な育児をするママが少しでも減ることを常に考えているママたちのヒーローのような協会だと思っています。

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

今、あなたはしたいことができていますか?
おひるねアート協会には、ママを笑顔にしたいという気持ちを持ったたくさんの仲間がいます。私が講師になって、私も娘も家族も笑顔になりました。講師になって好きな仕事をしてお子さんに笑顔で働いている姿を一緒に見てもらいませんか?