【2019講師アワードエピソード】かわもとえつこ

 

かわもとえつこ

東京葛飾・港・目黒区ほか☆赤ちゃんに魔法をかける☆おひるねアートANELA(アネラ)・あねらちゃんのママサプリ

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】

*経歴*
2015年 次男出産
2016年 おひるねアート協会認定講師養成講座卒業
2017年 10年勤めた国際物流会社を退職して独立

*Before*
私は前述の通りに2年前までそこそこの中小企業に勤めていたサラリー母さんでした。
そして約4年前の2015年に次男を出産しました。
長男出産後から7年後の待望の第二子です。
今思えば、母であり、仕事をすることにとてもプレッシャーを感じながらの30代。
次男を連れておひるねアートという布の上に小物を置いて赤ちゃんゴロンで
可愛いお写真を撮る、そんな楽しい撮影会でした。

その姿を見て本当に心のそこから育児の楽しさってこんな所にあるのか!
と目からウロコでした。
育児の楽しさをわからず、ただ仕事と家庭をするだけの苦しいだけの生活から
「一筋の光」が見えたというよりは、「ビビビと電気が走った」そんな心地でした。

「お仕事でマネタイズできて人の喜びを感じながら仕事ができたら幸せだな。」
初めて感じた感覚です。

それから間も無く、おひるねアート講師の資格も取り、育児休暇明け2017年夏に会社を退職しておひるねアートだけで仕事をしようと独立いたしました。

*After*
講師になりたてだった2016年当時の私の生活はまだ育児休暇中だったため、家庭の主婦をしながらおひるねアートというお仕事を成り立たせようと、アートを作成したり、チラシを作り出産した産院で撮影会をさせてもらうように交渉をしたりと短い時間でも少しずつ前に進むように頑張ってしまいました。
頑張りすぎて、時々発熱してしまったり・・・
夜遅くまで同期とLINEグループであーでもない、こーでもないと会話が繰り広げられたりと、体力的にはしんどいこともありましたが、楽しい日々がスタートしました。

まずは会社勤めをしなくてはと思い、
でもアートもカメラもやりたいと、
かなり欲張ってしまった私。

夜遅くまで、日によっては夜が明けるまでアート作成に明け暮れたり、朝っぱらから次男にモデルさんになってもらい撮影したりと、
パパも長男も可愛いねと言ってもらい、それもまた楽しい日々・・・

日に日におひるねアートへの喜びが強くなっていくのがとても感じられる時間でした。

でも、メインはあくまでもサラリー母さん。
のはずでしたが、サラリー母さんでいる時間が多いのとは反比例に心の中はおひるねアートだったり、次男の可愛い写真を喜ぶ私がいました。

そうして、数ヶ月悩みに悩んでいるうち、会社の仕事がうまくいかなくなり始めていたのです。
通関士という仕事を始めてから17年、もう飽きが来ていたのかもしれないと当時は考えてました。
しかし、社内のどの部署へも異動の余地はなく、致し方なく通関という仕事をしておりました。
もはや惰性になっていたのです。

人や人生というのは本来の本質に合わない仕事や場所にいる時に喜びの無さや空虚な感じ、
居心地の悪さを感じるものです。

あとで知ったことでしたが、
ウェルスダイナミクスという考え方を
チェックするテストでは通関士に全く向いていなかったことがわかりました!!1

きっとおひるねアートは私の本来の本質を教えてくれるための出会いだったのだと思います。

外見でもすごく変わっていき、
Beforeの通関士時代の私の髪型は
ストレートロングの真っ黒な髪の色、
きっちりかっちりとした人間でした。
自宅はマンションギャラリーかと思うくらいの綺麗にするのが本当に好きだった人間でした。
顔の表情はきつく、眉間にシワが寄ってました・・・

Afterでは、明るい髪型でショートヘア。
子供からはいつも笑っているねと言われる、いかにもクリエイティブな雰囲気な人間に変わっていきました。

【講師になってよかったことは何ですか?】

もうそれは一言では伝えることができないくらいの「激動」「変化」を経験することができたことです。

ビジネスとして成り立たせるために必要な精神力や、スキル、知識、そして人脈、仲間、あらゆるものがそれまでの会社員時代とは全く異なりました。

独立後の最初は企業からおひるねアートを使った集客のお仕事をいただいていたのですが、
だんだんと先細り、半年後に私に残った仕事はBToCのみになりました。
BtoCになると「集客は自分で行わないといけない」
それまで企業案件しかなかった私は自分で行う集客は苦手意識と、
義務感でしかありませんでした。

企業案件が先細り、お金がどんどん減っていく中、暇な時間は当時あった築地場内にある仲買の魚屋さんにアルバイトに出かけ、午前中だけバイト、午後からマーケティング塾と撮影の仕事。
バイトがない日はおひるねアート撮影会やイベントの手伝いなどと約8ヶ月過ごしました。
その間、無我夢中で行なっていたのがSNSで行う集客、とりわけインスタグラムです。
今、みんな使っているInstagramは実はママたちを集客するのにとても役に立つツールでした。
以前から協会の理事からはInstagramでたくさんファンを増やすように
言われておりましたが、どうやってフォロワーを増やしたらいいのか、
告知などは嫌われる傾向の強いInstagramでどうやって集客したらいいのか
頭でっかちでわからないでいるだけでしたが、
バイトまで行っている私は無我夢中で「集客できるかもしれない」という
思いだけでひたすらフォローしたり、いいねしたり、毎日考えて投稿したりと
そんな日々を2ヶ月過ごし、フォロワーが2000人超えたあたりから

「撮影会はいつしますか?」
「ゴロンしてくれるか心配です」

そんな問い合わせが増えてきました。

初めましての人がいたり、
リピーターさんがインスタを通じて私の作品や投稿を見ていたりしていたのです。

人に見られるというのはこういうことか!

と初めての体験でした。
誰のために何のためにインスタで活動していたのかわからずじまいなところもありましたが、全ての答えはここにあったのかとビジネスを肌で感じたのです。

徐々にお客様は増えていき、撮影会情報のLINE@への会員登録の誘導にも成功し、
月商が上がっていくようになりました。
イベントなどもあるのでいつの間にか予約数は三桁を超え、120人、130人と私一人でそれくらい集客できるようになっておりました。

そして晴れて豊洲に移動した魚屋のバイトもやめることができました。
今では毎日のように乗っていたターレーに乗れなくなったのが寂しいのですが。

「ちゃんと集客できるおひるねアート講師、子供や赤ちゃん対象の写真家」

という認識が徐々にされるようになった時に、こんなお悩みを聞くようになりました。

どうやったら集客できるのかな?
インスタってどれくらい売り上げが上がるの?

人って答えばかりを知りたくなりますよね。

このようにおひるねアートから始まった私のビジネスは、公園で撮影するロケーションフォトグラファーや、Instagramマーケティングセミナーを開催できる人材へと変化し、ビジネスとはたくさんの人に支えてもらい、そして自分自身へ導くコーチングスキルを身につけることができるようにもなっていきました。

一見聞くとバラバラに聞こえるビジネスやスキルでも、実は点と点が交わり、線と線が繋がり、最後には面になっていくのがビジネスであることを学ぶことができました。

サラリー母さんだったらここまで自分一人で ビジネスを立ち上げることはなかなか難しかったと思います。

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

この春からロケーションフォトとして桜撮影会始めました。

私のおひるねアートからのリピーターさん達ばかりなのでよちよちさんばかりで、みんな可愛くて仕方がありません。

はじめての桜を写真に残すお手伝いができてとても幸せを感じます。

先日、あるママから
おひるねアート撮影会の時にもらった私が撮影した親子フォトがとても気に入って、リビングに飾っているとお伺いしました。
この写真を撮ってくれる人にまた撮ってもらいたいと思って菜の花撮影会に申し込んでくださいました。

レビューや文書でご感想を頂くことが多い中で、日常での写真から感じる幸せや感動を直接聞ける、フォトグラファーとはなんと幸福な仕事だと思いました。

その方々からお金をいただき、またご飯を食べる。
そんな毎日いただくご飯は世界一のご馳走です。

魚屋さんのバイトを辞めたばかりの私は
そのお話をお伺いした時に、本当に独り立ちをしたばかりの、ヨレヨレした子鹿のような足元が地に着いた感覚もあり、そのお金で買ったおにぎりが本当に涙が出るほど美味しくて、
人は人によって人生の喜びを与えてもらっていると本当に感じた時間でした。

そんな時ってなぜか、流れる時間や、体に当たる風も止まったかのような錯覚が起こるんですよね。

あなたもそんな体感したことありますよね。

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

おひるねアートとは、生まれたばかりの赤ちゃんがゴロンとした普通の写真に魔法をかけてくれるものだと思います。
お布団の上でゴロンしているだけだと大きさの変化はあるものの、アートの上だと感じ方がこうも違うものだとはっとなる撮影方法です。

赤ちゃんが可愛く撮影できるにはこれ以上のものは出てこないのではないかと思うほどです。

協会は、いつでも原点に戻れる場所だったり、仲間に会える場所です。
なんだか、あたたかい場所というか、学校とはまた違って、それはなぜかというと、自分の想いが詰まっているからだと思います。
想いとは
・おひるねアートへ
・自分のビジネスへ
・憧れの講師に会ったり
・仲間との再会
気落ちしている時に、
あぁ会いたくないな。
みんなより遅れている、出来が悪い私、と自己肯定感低めに行ってもなぜが会場を出る時には心がとても暖かくなっている。
ちょっと元気をもらっている、そんな力を与えてくれる場所です。

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

あなたはなぜ講師になりたいと思っているのですか?

講師になったら副収入が増える
講師になったら楽しく育児ができる

理由は人生の数があるのと同じくらいの数があるのだと思います。

もし、講師になったら私は一つだけ提案をしたいと思います。

それは、ママたちを喜ばせること
それだけを、ただそれだけを考えてください。
おひるねアートは育児の悩みを解消してくれる面もありますが、最後は必ず喜びや楽しみという快楽を与えるものだと思います。

快楽とは・・・
言葉だけだとピンとこないと思いますが、人間の購買意欲を湧き立たせる二つの原理の中の一つのです。

どうやったらママが、赤ちゃんが、パパが、この会場にいない人まで巻き込んで喜ばせることができるのか、ただひたすらそれを愚直にあなたなりのものを探してください。
それがあなたに付加価値を与え、マーケティングに変わっていきます。

あなただけのお客様が、マーケットが出来上がります。

私はいつも心の中でこう聞きます。

「ねえ、どうしてほしい?」

そして、壁に当たる時があると思いますが、そんな時は、エネルギーがないと思った時は休んでください。

・睡眠不足の人は寝る
・エネルギーが足りない人は食べる

アイディアは脳の隙間がないと生み出されない、もし、その脳のママだったら
「ねえ、どうしてほしい?」
と聞いても答えは出てこないですよ。

自分への質問、ヒントの繰り返しです。

さあ、おひるねアートへの扉を開きましょう。
きっと素敵な人生の船旅が始まります。