大賞
しらが みほ
兵庫 西宮*おひるねアートほっとここあ
【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】
Before
私には11歳の娘がいます。
おひるねアート講師になる前の私の趣味は『子育て』でした。
赤ちゃん時期から入園前は、児童館や図書館、公園、幼稚園の園庭開放に毎日行き、
家では絵本の読み聞かせ、お庭遊びなど。
幼稚園、小学校低学年の頃は、ピアノ、ダンス、アトリエ、スイミング、柔道などやりたいと言う習い事全て通わせました。
送り迎えはもちろん練習にもとことん付き合いました。
幼稚園が休みの日には、地域のイベントや、料理教室、田植え体験などの体験イベントに毎週末参加していました。
娘の写真を撮る事も好きで、毎日可愛い可愛いと言いながら、カメラを構えていました。
娘の写真でアルバムを作ることも好きでした。
娘に可愛い服をたくさん買って、着せて可愛い可愛いと。自分の服は要らないから、娘に可愛い格好をさせたかったのです。
周りのママ友や施設のスタッフさんたちからは、
いいママだね。すごいね。
こっちゃんはこんなに愛されて幸せだね。
と言われましたが、
子育てが楽しくて楽しくて、娘が可愛くて可愛くて仕方なかったんです。
その頃の私は、娘が全てでした。
パパはサービス業故、土日は仕事で、平日も忙しく、いわゆる『ワンオペ育児』だったのですが、
全く苦ではなく、こんな楽しい仕事(育児)パパは出来なくて可哀想。くらいの感覚でいました。
育児ノイローゼとは無縁な生活(性格?笑)でした。
素晴らしいママ、理想のママ、
100点満点なママだったのかなと思います。
でも、
私は『しらがみほ』ではなく、『こっちゃんのママ』だったのです。
その時は、一生それでいい。
と思っていました。
こっちゃんもいつまでもママと一緒に出かけてくれへんで。
子ども以外の生き甲斐や趣味なり、仕事なり見つけな、こっちゃんが巣立った時、抜け殻になるで。
と、パパから忠告される事もありましたが、
そんな将来の事は考えたくなくて、現実から目を逸らしていました。
After
息子(2歳)が生まれ、おひるねアートに出会いました。
娘の赤ちゃんの頃と同じように、久しぶりの赤ちゃん育児楽しいなぁ。
お出かけもいっぱいしよう。
おひるねアートをはじめ、ベビーマッサージやリトミックなど毎日のように息子とお出かけしていました。
息子が6ヶ月の時に、おひるねアートが大好き過ぎて、講師になったのですが、
おひるねアート講師になって、
私は、『こっちゃんのママ』から『しらがみほ』になったのです。
撮影会に参加してくださるママは、当たり前ですが、誰一人として『こっちゃんのママ』と呼ぶ人はいなく、
しらがさん、しらが先生と呼んでくださいます。
ひとりの人間として、認められた感が、くすぐったくもあり、とても嬉しかったのです。
『子どもたちが私の全て』だった私が、
おひるねアートに出会い、おひるねアートをお仕事にする事で、
子どもたち以外に『生き甲斐』が出来たのです。
【講師になってよかったことは何ですか?】
お客様の思い出の写真の1枚に、
思い出の記憶の1日に、私のアートがある事
どうしてもこのアートが撮りたかったと、高速に乗って、撮影会に来てくださるママがいらっしゃる事
特別な事がなくても「楽しかったです。ありがとうございました。」と、ママから笑顔を頂く度に、講師になってよかったと思います。
そんな中でも、
いちばん、講師になってよかったと思える事が最近ありました。
『新しい人生の一歩が踏み出せた事』です。
私たち夫婦は、沖縄が大好きで、お付き合いしていた頃から、沖縄で暮らしたいね。と話していました。
でもお互いに、所詮、現実逃避の『夢物語』だと思っていました。
沖縄で暮らす自分たちを想像して楽しむだけでした。
今年、40歳という、人生折り返し地点を迎えた時に、夫婦でふと話をした中で
パパが
お前はすごいな。
いきなりおひるねアート講師になる!!って決めて、すぐに育成申し込んで
今こうして、実際おひるねアートの先生やってんねんもんな。
……すごいわ。
沖縄行くか!
やりたい事やらなな。
思い立ったが吉日や!
思ってるだけじゃいつまで経っても夢のまま、夢で終わるよな。
行動に移せば夢が夢じゃなくなるもんな。
沖縄で暮そ!!
こうして、私たち家族は、夫婦の夢を叶える為、
兵庫県から沖縄に引っ越す事を決めたのです。
知り合いもいない、未知の世界。
大好きな場所だけど、新しい環境での1からのスタート、不安はいっぱいあります。
今の平穏な暮らしを続ける方がある意味『幸せ』かもしれません。
行かなきゃよかったと、後悔するかもしれません。
でも、一度きりの人生、やりたい事やりたい。
やらないで後悔はしたくない。
そう思えたのです。
私もパパも。
そう思わせてくれたのは、
おひるねアート講師というお仕事でした。
私が天職とも思える、おひるねアート講師になって、毎日、生き生きと大好きな事をしている姿を目の当たりにして、パパの気持ちが動いたのです。
おひるねアート講師になってなかったら、
平々凡々な日々を送っていた事でしょう。
それはそれで幸せなんでしょうけど。
【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】
私は、講師になる前は、おひるねアート大ファンのお客さんでした。
講師になってからも他の先生の撮影会に通っていました。
その事を、ブログやインスタでも公言していたので、
おひるねアートファンのママたちから、
「このアートめっちゃ可愛いくないないですか(*≧∀≦*)」
と、他の講師さんの撮影会での写真をLINEで送って頂いたり。
おひるねアートコアファンのママから、
「しらがさんならわかってくれはると思って。」
と、ある講師さんへの熱い思いを語り合ったり。
またある時は、おひるねアートファンのママと一緒に、
「〇〇先生のアートも可愛い。;」
だの、
「〇〇先生のあやしかたがうまい」
だのと盛り上がり、
他のママも巻き込んで、
「一回行ってみてくださいよ~」
と勧めてみたり。
ママたちが私をおひるねアート講師としてだけじゃなく、
おひるねアートファンの仲間として、接してくださる事がとても嬉しくて。。。;
そんな時間は
「しらがみほ」でもあり「りっちくんのママ」である時間なのです。
様々なベビー系の習い事やイベントなどありますが、
講師が他の講師のレッスンのお客さんで
「あそこの先生おすすめですよ。」
なんて、自分の教室に来てくれたママたちに紹介する事なんてありますか?
不思議な光景ですよね。
育成で講師心得のお話が青木代表からあるのですが、
私の周りの先輩講師さんは、その心得を実践されていて、私も自分がお客さんだった頃に、
〇〇さんのトコいかはりました?
〇〇先生のアートも可愛いですよ!
と、声をかけて頂きました。
【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】
私にとって、おひるねアートとは、
『生き甲斐』であり『趣味』であり『お仕事』
私の存在価値を証明してくれるもの。
おひるねアート協会とは…
「協会」に所属するという事は、正直邪魔くさい事も多いです。
色々な規定もあるし『おひるねアート』という看板を背負って活動するわけですから、
自分の行動ひとつひとつに責任を持たなければなりません。
でも、私は、協会に所属して良かったと思えるし、今後も「おひるねアート協会認定講師」でありたいと思っています。
それは、育成で共に頑張った同期や講師になる前のお客さんの頃からお世話になっている大好きな先輩講師さんたちと出逢えたからです。
同期は落ち込んだ時はいつでも親身に話を聞いてくれ、嬉しい事があった時は、互いによろこび合える、そんな仲間です。
先輩講師さんたちは、私だけでなく、私の家族を気にかけてくださり、悩んだ時は的確なアドバイスをしてくださり、仕事面においても、人としても尊敬できる方たちばかりです。
おひるねアートの活動は、個人個人での活動が多いです。
集客がうまくいかなかったり、
アートが作れずスランプに陥ったり、
モデルの息子が「ゴロン」が嫌ですぐ脱走すると、困り果てた事もあります。
アートの悩みから、育児の悩みまで、
困った時に相談できる、信頼のおける同期や先輩がいるからこそ、
今まで頑張って活動できています。
おひるねアート協会のおかげで、こんなにも大切な仲間が出来ました。
ママ友とゆうような、ふわっとした関係ではなく、
一緒に頑張る同士というか、戦友というか、そんな『仲間』が出来るなんて、思ってもいませんでした。
【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】
「ママたちを笑顔にする素敵な仕事です。
一緒におひるねアート講師になりましょう」
いやいや、違います。
素敵な仕事だということは、その通りなんですが、
でも、強く言いたいのは、
大変なお仕事だということです。
先日、学生時代に仲良くしていた友人に数年ぶりに会ったのですが
おひるねアートすごいね。
ひと組20分で3000円やろ。
時給1万弱やん!ウハウハやな。
と、言われました。
その言葉に私は怒り心頭でしたが、
改めて考えてみると、講師でもない、お客様でもない、傍観者には、そういうお仕事にうつるのも無理はないのかもしれません。
はっきりと断言します。
決して儲かるお仕事ではありません。
利益を上げている講師さんたちは、全国にたくさんいらっしゃいますが
楽をして稼いでいる講師は、ひとりもいません!
少しでも「いい商売だな」と思う方は、おひるねアート講師には向いていないと思います。
最後にひとこと
あなたの人生は、あなたのものです。
旦那さんの物でも、お子さんにささげる物でもありません。
本当にやりたい事なら、旦那さんもお子さんもママを応援してくれるハズです。
自信を持って一歩を踏み出してください!