【2017講師アワードエピソード】ひびのみなこ

ひびのみなこ
【八王子.豊田.立川.三鷹.橋本.相模原.町田】おひるねアート★夢色くれよん

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】
befor→第一子の出産を機に、9年間近く携わっていた保育士という仕事を辞めました。日々大きくなるお腹に生命の愛おしさ、早くこの子に会いたい、という気持ちを抱いていました。
ですが、その一方で天職と思えるほど大好きな仕事を辞めたことに寂しさや張りがいの無さを感じていました。
「ひびのみなこ」という1人の人間が、これからは「夫の妻」や「息子の母」として生きることに、言葉に出来ない寂しさを感じていました。

After→そんな妊娠後期にひょんなことから出会ったのがおひるねアートでした。
「こどもが生まれたら撮りたい」ではなくて「こどもが生まれたら自分でやりたい!自分で作りたい!」という気持ちが抑えられませんでした。「おひるねアート講師になりたい!」と思った日から、電気が通ったようなやる気に満ちていました。
わたしの旦那も一度言い出したら聞かない性格なのをわかっていて応援してくれています。
家に閉じこもりがちで、旦那の仕事の話を聞いてばかりの夕食が「今日は参加したママがこんな風に言ってくれた」「今度、どんなアートがいいかな?」と話すことが夫婦の会話になりました。

 

【講師になってよかったことは何ですか?】
たくさんのママと赤ちゃんとの出会いの1つ1つが講師になって良かったと思える瞬間です。
それともう1つ、かなり個人的は内容なのですが書かせてください。

わたしには96歳の祖母がいます。とても優しくて、おおらかで、笑顔の可愛いおばあちゃんです。その祖母が先日、急に立てなくなってしまい入院しました。高齢であること、筋力が低下してしまっていることが原因かと思います。退院は出来ましたが、運動機能の回復は難しく曾孫を抱っこすることも、一緒に出掛けることも困難な状態になってしまいました。

たった1度でも良いから曾孫と一緒に手を繋いでお散歩してほしい、…そんな思いから、わたしはおひるねアートを作りました。おひるねアートの世界ではどんな夢も叶えられます。
アートの中で祖母はわたしの息子と手を繋いで芝生の上を歩きました。20数年前にまだ小さなわたしと手を繋いでくれた時と変わらない、優しいお顔のままでした。

わたしはこの時におひるねアート講師をやっていて良かったと心の底から思いました。
「おひるねアートは赤ちゃんだけのものではなく、対象年齢はない」という代表の言葉が優しく響いてきた気がします。

 

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

ママと赤ちゃんの成長を撮影会という形で見守ることが出来ることがとても楽しいです。
生後2ヶ月だった赤ちゃんが毎月参加してくださり、毎月の成長を間近に感じました。首が座ったり、寝返りをしたり、人見知りをしたり…「来月にはハイハイしてるかもね!」なんて、まるで叔母にでもなったような気持ちです。
講師になったばかりの頃にお手紙をいただいたことがあります。
それは、ほとんど家を出たことがなかったママからのメールでした。

~ 一部抜粋 ~
「ひびの先生へ
私は子供を授かっても、楽しい気持ちよりも不安や不自由さから心から楽しめたことはありませんでした。子供はもちろん可愛いですが、よく泣く我が子にイライラしてばかりでした。
人付き合いも余り上手ではないため、家に閉じこもってばかりの日々で本当に苦痛でした。
そんな時にひびの先生の撮影会に参加しました。
魅力的に飾りつけられたアートに我が子を転がした時、ただただ可愛いかったんです。
先生のテンションの高さに私自身も夢中でシャッターを切っていました。あっという間の楽しい時間でした。
それからはひと月に1度のお楽しみの時間になり、夫や家族に写真を見せることがまた我が子との時間を楽しめるようになりました。
おひるねアートのお仕事って幸せなお仕事ですね。
私のように子育てを楽しめていない母親は沢山隠れていると思います。これからも先生の笑顔とアートで、そんな母親達をハッピーに変えてあげてください。
私は〇〇がいて、今は幸せです。

わたしも撮影会を始めたばかりで試行錯誤していた時期にいただいたメールだったので本当に嬉しかったのを覚えています。このメールを大切に保存して、いつでも見返せるようにしています。

 

 

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

Facebookのグループにおひるねアートの会というグループがあります。
おひるねアートが大好きなママ達が撮影会で撮った写真や、自分で作ったアートを投稿している活気のあるグループです。

わたしはそのグループに投稿してくれたママの写真に必ずコメントを書くようにしています。「先生はなんでわざわざコメントしてくれるんですか?」とママから聞かれたこともあります。
その理由は、   【ママのドキドキがわかるから   】です。講師になる前に一度だけ自分で作ったアートを投稿したことがあったんです。

魅力的な写真が並ぶ中、自分の下手なアートを投稿するのは勇気が必要で、投稿した後も反応があるのかドキドキしていたんです。でも、その時にたくさんの「いいね!」をもらえました。
それが本当に嬉しかったんです。だから、ママが勇気を出したその1つ1つの投稿を大切にしたいと思っています。
おひるねアートはただのアートではなくて、ママと子どもの大切な関わりの時間でもあるのだと思っています。だからこそ、ママたちの発信を楽しく、気軽に受けとめていける場所であると思いますし、わたしもその一員でありたいと思っています。

 

 

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

講師としての生活はやりがいも、楽しくもあり、その分たくさんの時間や先行投資が必要です。
「アートを作らなきゃ!」でも、家の中には取りこんだままの洗濯物、息子がばら撒いたティッシュの山、シンクには積み上げられた汚れた食器…何から手をつけたらいいんだー!!と叫びたくなることも。

それでも、自分が作ったアートをブログやインスタでアップした時に反応がもらえたり、撮影会に来てくれたママたちが「これが撮りたかったんです!」「かわいい!!」と言ってくれた時、やってよかった!!とガッツポーズしたくなります。

もし、おひるねアートを撮るのが好きだった方なら、自分の撮るコツを他のママに教えてあげてください。
もし、おひるねアートを作るのが好きだったら、自分だけにしか作れない作品を目指してみてください。

おひるねアートは赤ちゃんとママだけでなく家族全員の心を温かくしてくれます。そして、わたし達講師にもたくさんの思い出と元気をくれる「えがおのまほう」がかかっています!