【2017講師アワードエピソード優秀賞】Mao

優秀賞

Mao
ベビー&キッズフォト・おひるねアートHANA 

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】

Before
講師となる前は4、5年ほど専業主婦をしていました。
子育て中心、家族のサポート中心の生活は楽しく満足していましたが、子供が就学した後の自分の生活に関しての悩みはほんのりありました。
前職の経験を活かすとなると週末も働く環境になり、家族との時間が減ってしまうのでそれは避けたい。子育てが落ち着いた時に自分にできる仕事は何なのか、全くイメージがわかなかったです。

After
「好き」どころか「大好き」な事を自分が仕事に出来るとは想像もしてなかったので、一気にのめり込んで生活の全てが激変しました。
元々サービスの現場で働いていたので、自分の提案や気配りでお客様に喜んで頂く事を自分の喜び、と感じる事はありましたが、提供するものが「自分で作った作品」となり、更に目の前でダイレクトにお客様が喜んで下さる姿が見られる。その喜び、達成感は想像以上でした。
最初の1年は熱中するあまり家族と過ごす週末まで仕事に追われてしまいがちでしたが、最近はしっかり休んでオンオフも少し境界を作れるようになりました。

【講師になってよかったことは何ですか?】

「大好きなこと」を仕事に出来たことがやはり1番です。
人生の中で、好きなこと、楽しいことは数ありますが、それを仕事に出来る人はわずかだと思います。
私は2年前まで、「好きを仕事に出来る」人をとても羨ましく思いつつも、どこか現実味がなかったのですが、いざこの仕事に出会ってからの集中力というか、活力はアラフォーと思えない勢いがありました。
青春時代を生き直しているような感覚を味わいました。
また、前職で会社員として活用していたマーケティングの知識、マネジメントの知識というものを、フリーランスとして自分の仕事に活かしていく事。自分の行った仕事の結果がそのまま自分に返ってくる。
基本的な仕事の流れは1人で完結するので、その成果の分かりやすさというか、確実に結果を出している事が実感出来る事などなど、仕事としてもやりがいを強く感じる事が出来ました。
会社員として頂いていた給料よりも、お客様から手渡して頂く2,500円が重く、とても貴重で、嬉しいものに感じました。
講師となって2年経つ現在、最初の頃のがむしゃらさや勢いが落ち着いた代わりに、視野が広くなり、より深くママとお子様に寄り添った気持ちをもってサービスに当たる事が出来るようになってきました。
講師としてより成熟できるように目標を立て、それに向かってセルフマネジメントを行なっています。
「おひるねアート」そのものだけでなく、「フリーランスとして自己管理しながら働く」、という働き方自体も「大好き」の内なのだと最近思うようになりました。

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

「おひるねアートに出会えてよかった」
という言葉はとても嬉しいです。
私もおひるねアートで育児生活がとても楽しいものになったので、今度は私がおひるねアートの楽しさを伝える事が出来た、と思うととても嬉しいです。
それに加え
「Mao先生に出逢えて良かった」
とか、
「Mao先生の撮影会に通えて良かった」
「Mao先生と家が近くて良かった」(笑)
など、おひるねアートの中でも私の撮影会を選んで良かったというお言葉を頂くと、しっかり満足のいく仕事が出来ただけでなく、お客様と心を通わず事も出来たのかな、とより嬉しく感じます。

お客様が抱える育児の悩みや、お子様の怪我や病気など、お子様の育児が順調でない時、私はいつも自分の無力さを感じていました。
同じ母として胸を痛めることもありますが、家族や友達と違って直接問題解決のお手伝いをする事は出来ないです。
私の対応やアドバイスがこれで良かったのか、と悩むこともあります。
実際にお力になれない事を悩ましく思っている時にお客様にお手紙を頂きました。
内容は抜粋、原文の通りではないですが、

「先生の人柄、赤ちゃんとの接し方、あやし方、気配りなど、、、それらが一瞬の笑顔を残せるかどうかに大きく影響します。
まお先生は、その全てが完ぺきで、私たち親子にとってはとても大事な存在です。」

自分を無力だ、と感じで嘆いてばかりでしたが、この言葉を頂きはっとしました。
私の仕事はママの抱えた問題を解決することではなく、おひるねアートを通してママに癒しや活力を与え、ママ自身が問題に立ち向かう気力をサポートする事なのだ、と。
お子様だけでなく、ママの笑顔を引き出すお仕事なのだ、とお客様から教えて頂きました。

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

母親としての私にとって「おひるねアート」は娘との対話の時間。遊びの時間です。
特に次女が生まれた頃はイヤイヤ期の長女にかかりきりで、次女との時間はおひるねアートが1番の対話の時でした。
抱っこしておっぱいをあげている時でさえ次女を見る余裕もなかった私が、おひるねアートの時間は次女と見つめ合い、語らうように過ごしていました。
子供たちが5歳、2歳となった今もそれは変わりありません。

そしておひるねアート協会は理念、志も高いと感じています。
「おひるねアート」を通して世の子育て世代の皆様の思い出作りをお手伝いする活動を、講師も一丸となって全力で取り組んでいます。
講師になるまでは「協会」ってくくり自体がなんかあやしい、、、と思ってましたが(笑)、自分が入ってみたら「志しを同じくする人たちの集合体」でした。
活動をたくさんサポート頂き感謝しております。

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

「おひるねアート講師になってみようかな」
「おひるねアート講師の資格を取ってみようかな」
と考える時点で選ばれていると思います。
普通思わないです(笑)
もうビビっと来てるはずなので、迷わず飛び込んで来たらいいと思います。

私は会社員としてしか働いた事がなかったので、はじめはフリーランスとしての仕事にたくさんの戸惑いがありました。
しかし、協会のサポートを受けながら、先輩方や講師仲間の力も時にお借りし、何とか活動させて頂いています。
フリーランスは本当に働き方もスタンスも考え方も、もっと言えば労働時間も収入も、ありとあらゆる事が十人十色です。
あなたにあった働き方がここで見つけられるかも知れません。