育成中に泣き出してしまった受講生さんのお話。

現在、大阪のホテルにてこのブログを書いています。
明日は大阪講師育成プログラムの3、4日目。
新しい講師の誕生にわくわくです♪
先日東京からも新しい講師が誕生しましたが、先月から育成ラッシュ!なのです。

この写真は先週行なった横浜育成の様子です。
13名のメンバーと一緒に和気あいあい、進んでおります♪
講師育成プログラムでは、自己紹介のときに講師になろうと思ったきっかけを受講生さんたちに聞いています。
皆さんさまざまな思いを語ってくれます。
自分がやってみて楽しかったから
赤ちゃんと一緒に働ける仕事だから
写真や何かを作ることが大好きだから・・・
それぞれの熱い思い、嬉しく聞いております(^-^)
そんな中・・
自己紹介の途中で泣き出してしまった受講生さんがいました。
一瞬皆の空気がとまりました。
「産後うつになったお友達を救ってあげたいと思いました」
話しているうちに、気持ちがこみ上げてきたのでしょう。
時々声を詰まらせながらも一生懸命話す彼女に、皆うなづきながら耳を傾けていました。
それぞれが自分の体験も重ねたかもしれません。
いつでも、明るく、楽しく、喜びいっぱいに育児が出来るお母さん。
そんなお母さんが現実的でないことを私たちは知っています。
自己紹介の場面で、はたまた育成中に、受講生さんが泣き出すことが時折あります。
それは、その受講生さんの心の琴線に触れたときなのでしょう。
私は受講生さんたちに、お客様への心構えを教えていますが、そのときに、同時に受講生さんの心のしこりがほぐれていくのを感じることがあります。
私も、受講生さんたちも、母親だから知っていること。
育児は思うように行かないことばかりだということ。
全てを投げ出したくなる時があること。
理想ばかりを追い求めて、それが出来ない自分を責めたこと。
それを知っているから、涙が出てくるし、そのことを伝えていきたい、楽にしたいと思うのです。
おひるねアートの講師は、アドバイザーではなく共感者であれ、と私はいつも受講生さんたちにお伝えしています。
ただ寄り添い、話を聞いてあげること。
私も同じだよという一言で、救われるお母さんはたくさんいます。

お母さんの笑顔は赤ちゃんにとって何よりもの喜びです。
私はお母さんが元気になれる場所を作りたいです。
そして
「もっと早くにおひるねアートを知りたかった!」
と言ってくださるお客様を見るたびに、私はいつも後悔します。
もっと早くに教えてあげたかった!
そうすれば、このお母さんと赤ちゃんのたくさんの幸せな時間や思い出、可愛いお写真をもっともっと提供できたのに・・と。
そんなお母さんをひとりでもなくすのが私の夢です。
だから、講師の皆さんが広めてくれていることにいつも感謝しています。
たくさんのお母さんと赤ちゃんが笑顔になれますように。