【2017講師アワードエピソード優秀賞】おおまえはるか

優秀賞

おおまえ はるか
おおまえさんちのおひるねアート®【関西 兵庫県神戸市・京都府福知山市】

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】

Before
私の場合、おひるねアートの講師になる前に既におひるねアートを毎月作って、Facebookで友達に公開していました。「私の子も撮って!」と言われ、友達を家に呼んだり、時には大きな荷物を抱えて赤ちゃんの息子を連れて友達のおうちに遊びに行ったりしていました。
新しいおひるねアートをつくるたびにFacebookに投稿していましたが、3ヶ月でやめました。友達と遊ぶ度におひるねアートを用意することに疲れ、アート抜きで友達と会いたいと思うようになりました。

最初は自分自身も楽しくて、思い出作りのために喜んでやっていました。しかし、友達同士での口コミが広がり、いろんなところへ呼ばるようになり、おひるねアートのセットを持って行く機会が増えるにつれ、直接の友達じゃない人まで輪が広がっていきました。

我が子のために作ったおひるねアートを他の子にも…との思いで奮闘していましたが、他の子のために動き回ってばかりで、息子と向き合う時間が減っていることに気づきました。また、日々の家事や育児を続けながらボランティアでおひるねアートを撮り続けることに物足りなさも感じていました。

「これ、仕事としてならもうちょっと頑張れるのにな。」そんなことを思っていたある日、おひるねアート協会を見つけました!

after
講師になってからは、仲のいい友達でも必ず参加費をいただくようにしました。ボランティアではなく仕事にすると、てんてこ舞いだった友達からの依頼も少し落ち着き、家事や育児とのバランスが保てるようになりました。それに、より一層私自身、熱が入りました。「お代をいただくんだから頑張らなきゃ!」と前向きに捉えられるようになりました。

おひるねアート作成以外の部分(連絡や会場作りなど)でも、講師として活動することで、私にとっても友達(お客様)にとっても、いい方向に進めることができたと思います。

講師が少ない頃は、「お客様を自分が受け入れなければ!」と思っていました。しかし、講師が増えてきた今では、各地で撮影会が開催されているので、定員は増やさず、家事育児に支障が出ないペースを保って無理なく働いています。仕事のペースを自分で調節できるところがこの仕事の魅力の1つであり、ママ達が講師になる1番のメリットではないでしょうか。

私は8月を丸ごと夏休みにしてノー仕事マンスにしています。

【講師になってよかったことは何ですか?】

もともと人と話したり関わったりすることが好きで、子どもや赤ちゃんも大好きなので、いろんな子と触れ合える毎日がすごく楽しいです。ママとお話する時間も好きで、1人ずつ向き合いたいので時間予約制の貸切スタイルで開催しています。

(リピーター様は、)毎月1回会えるので、成長を見守ることができるのも楽しみの1つです。初めてトコトコ歩けた瞬間が私の撮影会だったお子様がいて、その決定的瞬間を連写で写真に収めることができた時は、すごく嬉しくて、お客様と一緒に飛び跳ねて喜びました。

講師の仕事と、前職である教師の仕事には共通するところがあって、その経験が活かされているなと実感しています。何より、人と関わる仕事が自分には合っていると思います。また、赤ちゃんだけでなくママ達の笑顔を見ることもできて、撮影会の後には心地良い達成感があります。前職で例えるなら毎回が参観日のようで、とてもやりがいのある仕事です。

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

あるママからお手紙をいただきました。

「長い間、子どもを授かりたいと願っていながらも、なかなかできず、できても悲しい結果になったことがあった」
という内容でした。上のお子様の時にもお越しいただいていて、そんなに歳が離れずしての2人目さんだったので、そのような辛い過去があったということは全く予想もしていませんでした。その続きには、

「撮影会に1人目から参加できるタイミングで、上の子がお腹の中に宿ってくれた。1人目でも2人目でもおひるねアートの撮影会に参加できて嬉しい。なかなかできなかった1人目はおひるねアートを待っていてくれたのだと思う。」

ということが書かれていました。かわいく思い出に残せる!というだけでなく、おひるねアートに出会ったことを運命と感じていただき、また、そのご家族のカタチとおひるねアートを結び付けていただけるなんて、こんなに嬉しいことはないなと思いました。

人に言いにくい過去のエピソードだと思いますが、手紙でそのことを教えていただけたことも嬉しかったですし、私達講師の目に見えない部分で、お客様の心におひるねアートが沁み渡っていっていることを実感しました。
これからもたくさんのご家族に暖かいご家庭を築いていってほしいと心より願っています。

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

私にとってのおひるねアートとは、育児の最大の楽しみだと言えます。「赤ちゃんができたら絶対にやってみたい!」と、赤ちゃんができる前から思っていました。
我が子が生まれてその夢が叶った時には、言葉で言い表せないほどの感動でいっぱいになったことは、今でも忘れられません。
その後も毎月おひるねアートを作り、撮影することが楽しみになっていました。おひるねアートは、夜泣きで大変だった時にも、「夜泣きの後にはその分、日中のおひるねが待っている!」と思うと、夜中に泣いても気持ちが楽になりました。私はおひるねアートに救われました。

私にとってのおひるねアート協会とは、そんなおひるねアートを通して、たくさんの仲間やお客様とつながり、喜びや楽しみを共有できる橋渡しと言えます。
特にお客様であるママ達とのつながりは、おひるねアート協会がなければなかったつながりです。「私がおひるねアートの楽しさを伝えたい!」との思いで活動していますが、それは実は全く逆で、お客様からおひるねアートの楽しさが伝わってくるということの方が最近は多いと感じています。

おひるねアート協会とは、おひるねアートファンとつながることのできる私にとってなくてはならないツールです。

日頃のサポートも含め感謝の気持ちでいっぱいです。おひるねアート協会がなければ今の私はなかったので。

これからもずっと長くおひるねアート講師としておひるねアート協会で頑張っていきたいです。

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

カメラ初心者でも赤ちゃんとかかわる仕事をしたことがなくても大丈夫です。私も講師になる前はカメラは普通のコンパクトデジタルカメラで我が子はほとんどスマホで撮っていました。赤ちゃんとかかわる仕事をしていたわけでもありません。

おひるねアートの講師は自分のペースで仕事ができます。育児も仕事も!というママにはすごく魅力的な仕事だと思います。