【2016講師アワードエピソード】おおまえはるか

おおまえはるか

【関西 兵庫 神戸】おおまえさんちのおひるねアート®(撮影会/新生児出張撮影)
 
 

【講師になる前→なってからの自身の生活や心の変化を「Before→After」形式で教えてください】

おひるねアートをする前した後ではなく、おひるねアート講師をする前した後での変化というと、当たり前のことですが、仕事に変わったところが1番の変化かなと思います。

仕事に変わったというだけで、長く続けられるものになったと確信しています。

Before
私の場合、おひるねアートの講師になる前に既におひるねアートを毎月作って、Facebookで友達に公開していました。

「私の子も撮ってー!」と言われ、友達を家に呼んだり時には大きな荷物を抱えて赤ちゃんの息子を連れて友達のおうちに遊びに行ったりしていました。

新しいおひるねアートをつくるたびにFacebookに投稿していましたが、3ヶ月でやめました。
友達と遊ぶことに疲れ、遊びたくなくなりました。ボランティアだったからです。

思い出作りのために喜んでやっていましたが、友達の中での口コミが広がり、いろんなところへ呼ばれては断れず、おひるねアートのセットを持って行っていました。

そのうち、直接の友達じゃない人も増えてきました。
最初は楽しかったのですが、遊んで帰ってきて家事育児して…の日々に、疲れました。

我が子のために作ったおひるねアートを他の子にも…と思いましたが、他の子のために動き回り、息子と向き合う時間が減っていることに気づきました。

「これ、仕事としてならもうちょっと頑張れるのにな。」
そんなことを思っていたある日、おひるねアート協会を見つけました!

after
講師になってからは、ちゃんと線引きをし、なったその日から仲のいい子でも必ずお代をいただきました。

ボランティアではなく仕事にすると、わんさかきていた友達からの依頼も少し落ち着き、家事育児とのバランスが保てるようになりました。

それに、より一層私自身、熱が入りました。
「お代をいただくんだから頑張らなきゃ!」と気合が入りました。
おひるねアートだけでなく、おひるねアート以外のサービス(連絡や会場作りなど)私にとっても友達(お客様)にとっても、いい方向に進めたと思います。

予約も全て受け入れず、自分のペースで。
講師が少ない昔は、「自分が受け入れなければ!」と思っていましたが、講師が増えてきた今では、各地で撮影会が開催されているので、定員は増やさず、家事育児に支障が出ないペースを保って無理なく働いています。

仕事のペースを自分で調節できるところがすごくいい点です。

8月はまるまる夏休みにしてノー仕事マンスにしています。

【講師になってよかったことは何ですか?】

もともと人と話したり関わったりすることが好きで、子どもや赤ちゃんも大好きなので、いろんな子と触れ合える毎日がすごく楽しいです。

ママとお話する時間も好きで、1人ずつ向き合いたいので時間予約制の貸切スタイルで開催しています。
(リピーター様は、)毎月1回会えるので、成長を見守ることができるのも楽しいです。
初めてトコトコ歩けた瞬間が私の撮影会だったお子様がいて、その決定的瞬間を連写で写真に収めることができた時もすごく嬉しかったし、お客様にも喜んでいただけました。
一緒に飛んで喜びました。

1度は退職した教師の仕事に共通するところがあって、前職が活かされているなと実感しています。

何より、人と関わる仕事が自分には合っているなと思うし、赤ちゃんだけでなくママたちの笑顔なもつながっていて、すごく毎回の撮影会の後には達成感があります。

前職で言うと、毎回参観日!すごくやりがいのある仕事です。

【お客様と日々接する中でもらって嬉しかった言葉や特に感動したエピソードがあれば教えてください】

撮影会に参加してくださったはじめましての遠方のお客様が、無事撮影を終えられたのですが、電車の時間に追われ、トイレにも行けずバタバタで帰って行かれ、しかも帰りのタイミングで赤ちゃんはギャン泣き…
授乳もミルクもできず、ママとあまりお話すらできずに帰って行かれた方がいらっしゃいました。

ママが楽しそうにしてると、赤ちゃんも楽しそうにしてくれるので、普段はママとお話する中で、ママが必ずニコッと微笑んだり笑ったりしてくれるようにと心がけながらお話していますが、そのお客様とは、遠方からはるばるお越しいただいたのに、その日はほとんどお話もせず赤ちゃんギャン泣きのままで帰って行かれ、久しぶりに落ち込みました。

撮影会、楽しかった感じにはあまり見えず、遠くて大変な上に滞在時間わずかで、その日はずっとそのお客様のことを考えながら片付けをしていました。

今頃どんな思いでおられるのか…。
「行かなかったらよかった…遠かったし…。」と思っておられるのかなと落ち込んでいたところ、

「電車がくる10分前にはもうホームにいれたので、座席もミルクもすべて大丈夫でした!
そんなことよりアートがかわいすぎてもう大大大満足ですっ!
私の2016年の目標はおおまえさんちのおひるねアートに参加することだったので!」
と連絡いただきました。

私は、おひるねアート写真を見て、育児の疲れが少しでも楽になればと思って、撮影会をしています。
あんなに大変な思いをしてわざわざお越しいただき、すごくすごく疲労されていたと思いますが、おひるねアート写真をみて、かわいかったから今日はそれでOK!
って思っていただけたのなら、私はほんとにほんとに撮影会しててよかったなと思えました。

撮影しに来られていたので、おひるねアート写真にかわいく映っておられる赤ちゃんを見て、満足していただけたと聞いて、すごく嬉しかったのです。
これこれ!という感じでした。

その後も毎回続けてお越しいただいており、今でもリピーター様です。

初回はほとんどお話できませんでしたが、今では毎回トークに花を咲かせながら撮影しています。

いろいろ頼りにしていただいていることも嬉しくて、カメラのこと質問されたり、写真管理の質問なども、張り切って相談に乗っています。
初回、人見知り風なママでも、リピートしていただくにつれて打ち解けて仲良くなっていけるのも嬉しいです。

【あなたにとっての「おひるねアート」とは?「おひるねアート協会」とは?】

私にとってのおひるねアートとは、育児の最大の楽しみだと言えます。
「赤ちゃんができたら絶対にやってみたい!」と、赤ちゃんができる前から思っていました。

我が子が生まれてその夢が叶った時には言葉で言い表せないほどの感動でいっぱいになったことは、今でも忘れられません。

その後も毎月おひるねアートを作り、撮影することが楽しみになっていました。

おひるねアートは、夜泣きで大変だった時にも、「夜泣きの後にはその分、日中のおひるねが待っている!」と思うと、夜中に泣いても気持ちが楽でした。

おひるねアートに救われました。

私にとってのおひるねアート協会とは、そんなおひるねアートを通して、たくさんの仲間やお客様とつながり、喜びや楽しみを共有できる橋渡しと言えます。
とくにお客様ママとのつながりは、おひるねアート協会がなければなかったつながりです。
「私がおひるねアートの楽しさを伝えたい!」
と思って活動していますが、それは実は全く逆で、お客様ママからおひるねアートの楽しさが伝わってくるということの方が最近は多いです。

私自身おひるねアートの撮影会を開催していますが、代表の青木先生のおひるねアートを撮りたくて、講師向けのおひるねアートプロフィール撮影会に参加することを決めた時のことです。

講師プロフィールとして使いたかったし、日帰りで翌日も自分の撮影会だったので、疲れてはいけないからと、私1人で関西から関東へおひるねアートの撮影に行く予定にしていました。

ですが、関西から関東へほぼ毎月撮影に通われているお客様ママとメールのやりとりをしていたときに、毎月関東まで子どもさんと一緒にすごいなぁと思い、そのようなことを話しているときに、毎月遠いのに関東までも撮影に行こうと思えるのがすごい!ということを伝えると、
「子どもの今は取り戻せないので…。」
というお返事が返ってきました。

私はその言葉を聞いて、考えをすぐ変え、私も息子と一緒に日帰り関東をする決意をしました。

この時に、私が本来このようなことをお客様に伝えなければならないのに、お客様に説得され、心打たれて…。

でもお客様がこういう風に思って撮影会に参加されてるのだと知ってすごく嬉しかったし、その後関東へ息子と2人でおひるねアートの撮影会に参加して、大満足でした。

お客様の一言がなかったらきっと1人で行っていました。このママの熱い想いには何度も心打たれました。

各地のおひるねアート撮影会に参加されているお客様なので、そのエピソードを聞くだけでもわくわくします。
撮影会で楽しかったことや、ハプニングなどの話題で盛り上がることもあります。

お客様だけど回を重ねるごとに友達のように仲良くなれるので嬉しいです。

こんな素敵なつながりもおひるねアート協会があってこそです。

おひるねアート協会とは、おひるねアートファンとつながれる私にとってなくてはならないルーツです。

日頃のサポートも込みで感謝の気持ちでいっぱいです。
おひるねアート協会がなければ今の私はなかったので。

これからもずっと長くおひるねアート講師としておひるねアート協会で頑張っていきたいです。

【これから講師へなろうと思っている方へひとこと】

講師になりたての頃は息子が生後半年にもなっていなかったので、同伴して一緒に仕事をすることが容易でした。

しかし、息子が1歳になる前あたりから同伴してお客様のところへ行くことに難しさを感じ始めました。赤ちゃんに攻撃的な行動をとるようになったからです。最初は弱いものいじめ?と思っていましたが、やきもちをやいていたことに後々気づきました。

目の前で他の赤ちゃんと楽しそうに接しているのは、寂しかったのかなと。

それからは、一時預かりまたは実家に預けて子連れではなく仕事をしています。
息子と一緒にいる時は全力で向き合い、仕事の時は割り切って預けて離れるというスタイルにしています。

子どもと一緒に働くということは、子どもとたくさんの時間を共有できるという利点もありますが、同時に我慢させることもあるので、簡単そうに見えて実はとても配慮が必要だなと感じました。

フルタイムではないお仕事なので、働いている時間は短いですが、預けて働くよりも難しいと思います。

仕事に同伴しないようにしてからはそれをすごく感じました。

しかし、おひるねアートの講師は、子育てをしながら自分のペースで仕事ができるので、すごく魅力的な仕事です。

お客様と接する以外にも仕事はあります。

子どもとの時間をたくさん作りながら仕事ができるので、その点は仕事も育児もしたい人にはぴったりです。

ペースは自分で決められるので、決して無理のないようにママの笑顔が我が子の1番のエネルギーです。

ママが笑っていられるように、仕事も育児もマイペースで!