おひるねアート協会の新たな挑戦と決意

日本おひるねアート協会では、講師になったあとも様々なコンテンツを講師に提供しています。

無料のグループ塾やセミナー(カメラ技術や座学)、動画配信、情報交換などを通じて
講師になったあとも様々なスキルアップを行っています。

今年からの取り組みとしては外部の講師を呼んで、無料で講師へのセミナーと動画配信を行っています。

先日行われた第1回目のテーマは

「赤ちゃんのコミュニケーションとスキンシップ」

o0800045013639440875

           

私のベビーサイン講師時代の恩師でおもちゃコンサルタントマスターでもある
をお呼びして
コミュニケーションのあり方や、赤ちゃんの教室を行っている講師としてのあり方などをお伝えしてもらいました。

o0800045013639440874

終わったあと講師たちから
「教室やりたくなってきました!」
の声を多くいただきました。
その話はまた後日として・・・

■私たちは何のためにおひるねアートの講師をしているのか?

その目的を今一度思い返した時、私も日々の活動の中で本当に伝えたかったこと・・
原点を見つめ直すことができました。

日々おひるねアートの撮影にはたくさんのお客様が来てくれます。

でも、イベントや撮影会、そして教室に至るまで、ママと赤ちゃんの状態や写真が違うことがあるなぁと気づきました。

o0400026713639464194

堀江先生に久々に会いお話を聞いた時に、それが確信に変わり、自分の心にぐさっと刺さるものがありました。
実は、ベビーサイン講師として7年、ママと赤ちゃんのコミュニケーションのあり方を説いてきた私が、おひるねアート協会を立ち上げてからずっと真正面から向き合っていなかった問題がありました。
o0400026713639464193
一番大事な、ママと赤ちゃんの関係性。
そこをもっと打ち出していくべきだったのに、日々の業務にかまけて後回しにしている節がありました。
2年半がたち、少しずつ講師からも声が上がってくるようになったのです。
「おひるねアートに来ているママたちの目的が、違うところにいっているような気がします」
・・・
もちろん、可愛い写真を残してあげたくて講師も精一杯お手伝いをさせていただいております。
ただ、講師の力だけでは難しいことだってあります
(きついかもしれませんが、これは代表だから、敢えて言います)
■赤ちゃんの笑顔を引き出せるのは、やっぱりママが一番なのです。
ママ自身が、赤ちゃんと一緒に力を合わせて・・
アイコンタクトやコミュニケーションを十分にとって・・
撮る時もにっこり笑顔で赤ちゃんとの時間を目一杯楽しんで・・
 

講師と一緒に素敵な1枚を作り上げていく。

o0640096013632735106

そういう気持ちを持って撮影に挑んでくれたら、とても嬉しいのです。
(もちろん、私たち講師も一生懸命お手伝いさせていただきます!)
そして
「うちの子もうゴロンできないから無理だわ」

「無理強いさせちゃって可哀想だったな」
と、そう思われてしまうのもとても悲しく感じています。
それを単なる
「親のエゴ」
だから、という言葉で切り捨てていいものか?■私が本当に広めたかったものはこれじゃないのではないだろうか?
o0720096013639441400

私たちがお客様に提供したいおひるねアートとは

赤ちゃんを無理やり寝かせてなだめることでも
笑顔を無理やり引き出すことでもないし

その場限りを取り繕うことでもない

もちろん泣き顔だって可愛いですし、そのままの姿、あとで見返すととても良い思い出になります。

いつも笑顔の赤ちゃんでも不機嫌な日だってあります。
それも含めて成長です。そんな日があったっていいと、いつも思います。

講師たちも、ママと赤ちゃんが少しでも楽しい時間を過ごせるように
そして、泣いてしまってもそれがダメなことではないんだよと、良い記事をいっぱい書いてくれています。


でも、さらに突っ込んだところを言えば、それで終わらせてはいけない。
■おひるねアート協会として、いや、協会だからこそ、もっともっと出来ることはたくさんあるはず。
そう感じています。
私は息子とたくさんのおひるねアートを通じてコミュニケーションを取ってきました。
初めて心が通じ合ったと思った日のおひるねアートがあります。
o0500064313639450509

たくさんの良いポーズを取ってくれた思い出のシーン。

o0800060013639453161

2013年12月に出版した著書「おひるねアート」のあとがきにもその一文は書かれています。

51ohwrgxUdL__SL160_

「えいちゃんはたまにすごく良い表情や動きをする時があり、私はそれを奇跡の一枚と呼んでいます」

「撮影を重ねるごとに、その奇跡の一枚はだんだん増えていくのです」
おひるねアートを通じて、アイコンタクトをとり、コミュニケーションをとり、スキンシップを取る。
赤ちゃんとの関わりを深めることができる。それを写真として残すことができる・・
ママと赤ちゃんの日頃のスキンシップやコミュニケーション次第で、とびきり可愛い奇跡の一枚はいくらでも撮ることが出来るのです。
■もちろん、ママと赤ちゃんだけではありません。
o0800056013574570150
上のお兄ちゃん、お姉ちゃん。そしてパパ。
皆で作って、皆で赤ちゃんを囲んで、協力して写真を撮る。

著書の一文にこんなものもあります。「おひるねアートの醍醐味は、そんなふうに家族の一体感が写真として表れることにあります」

家族で作りあげたおひるねアートは私の宝物です。
おひるねアート協会の理念を「思い出写真のお手伝い」と謳ったのはそんな背景もあります。
ただ可愛い写真を撮るだけなら誰だって出来る。
 
 
でもそうじゃない。




■その時に一緒に共有した時間を作るのが私たち講師の仕事です。

o0600090013588394664

「無理やりゴロンさせられて可愛そうね」
という言葉も
「親のエゴだから~」
という言葉も跳ね飛ばしていきたい。
ママも赤ちゃんも楽しそう。
うちの子もやりたいな。
そんなふうに思ってもらいたい。
もっと、連続的にママと赤ちゃんに関わり、親子のスキンシップやコミュニケーションを伝えていく役割になりたい。
と強く思いました。
「うちの子もうゴロンできないから無理だわ」

「無理強いさせちゃって可哀想だったな」

 
「なんか思ったよりも楽しくなかったな・・」
もちろんそう思わせてしまった協会の力不足ということもあると思います。
でも、そう感じて帰ってしまうのは、本意ではありません。
o0800066513574566677
もちろん、おひるねアート自体に興味がなかったらそれでいいんです。
ただ、それでも、また撮りたいな、と感じてくれているのなら、そこから奇跡の一枚を作り上げることはできます。
今までゴロンするのに慣れていなかったお子さんが、いきなり知らない場所で知らない人に囲まれて
ゴロンしてね、なんて不安になるのは当たり前。
最初の撮影会でうまく撮れないのは、ママのせいでもお子さんのせいでもないんです。
だってそんな事一度もしてなかったんだから・・
だから、撮影会が始まる前から、協会が出来ること、講師が出来ることをこれから伝えていきます。
o0800061713639442018
社団法人として今年で3年目を迎えた日本おひるねアート協会は、今年はさらに
ご家族の思い出写真のお手伝いをさらに強力に、そもそものコミュニケーションのあり方を根本から改善し、尽力します。
どうぞよろしくお願いします。