東京で子連れ出勤を1年間続けてみた結果・その3

o0720096013597247336うちには3歳の、おひるねアート協会を作るきっかけになった息子(通称えいちゃん)がいます。
えいちゃんは私の著書2冊のモデルさんで、協会では営業部長と呼ばれています(笑)

■まとめ。子連れ出勤は可能、でもベストかどうかは人それぞれ。

結論を言うと

子連れ出勤、いや、子供と一緒に働くということは1番ベストな選択かというとそうではありません。

仕事も育児も良いとこ取りという部分はもちろんあります。

ただ、その分育児も仕事も全てを行うので大変さも2倍ですし、裏を返せば働くママに陥る「全てが中途半端」という感情を持つのは一緒です(これはまた別の話なのでここでは省きますが)

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子供が寝た後、夜中まで作業をするのは日常茶飯事ですので常に寝不足状態という人も少なくはありません。

だから、何を選んでも大変さはジャンルが違うだけで変わらないのです。

でも、専業主婦になる、預けて働く、その2択しか無かった中での新しい選択の一つになるには十分な提案だと思っています。

選択肢が増えるということは出産や育児に対しても前向きに考えられる機会になりますし、多様化する社会の中でこの働き方もスタンダードとして認められれば良いなと思っています。


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■1年間を通じて学んだこと

そして、子連れ出勤が私と息子にとって本当にベストな選択だったかはわかりません。

専業主婦だったら、もっと息子と遊んであげられたし、保育園に預けていたらたくさんの経験をさせてあげられたでしょう。

満員電車で息子に辛い思いをさせることも無かったかもしれないし、お外にもたくさん連れ出してあげられたかもしれない。

ここにいて可哀相だね、と言われたこともあります。

後ろ向きなことを言えばきりがありません。

ただ、思うこと。

1年間、息子と一緒に色んな事を経験し、同じ時間を共有しました。


この記事を書くにあたり昔の写真をiPhoneからまとめていました。

そこには事務所の、スタジオの成長とともにいつも息子がいて…

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色んな事を一緒に見て、笑って。

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仕事がうまく行った日は2人でデートと称してランチしたり。

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夏は皆でプールをしたり。

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買出しに行ったり。

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辛くてどうしようもない時は、あとちょっとの辛抱なんて言い聞かせながら…(笑)

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過ぎてみれば良い思い出しかなく、バタバタだったけど楽しかった日々がそこにありました。

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子連れ出勤はこんなに大変だった、とか

こんなに良いことがあった、とか

そんな感じでもなく・・

ただただえいちゃんとの日常が

そこに「ある」ものでした。

だから、記事をまとめあげて思ったのは

これは、えいちゃんの成長記録であり、会社の成長記録でもある。

そして私のただの日記です(笑)

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子供と一緒に働くことのメリット

息子にとって最善の選択だったかというとそれはわかりません。

ただこの1年間は、私にとっては息子と一緒に歩んだ大事な1年間でした。

私の我儘に付き合ってくれたスタッフや家族、企業様に心から感謝をしています。

息子を一緒に見守ってくれて本当にありがとうございます。

出張や終電続きで、3日4日、子供達と顔を合わせない日も数知れず、それでも息子の成長を見れたのはやはり子連れ出勤のおかげです。

この経験を必ず事業に活かしていきたいと思います。

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そして、息子のえいちゃんへ。

ママの我儘に付き合ってくれて本当にありがとう。

いつも我慢ばかりさせていたけど、それでも事務所に一緒に行くのを喜んでくれたえいちゃんの姿に救われました。

この1年間がえいちゃんにとっても楽しい1年であったなら良いなと思います。

■最後に。これから子供と一緒に働くことを選択したあなたへ

子連れで働くと言う事は楽しいことばかりじゃありません。

専業主婦も預けて働く事も経験した私ですが、一緒に働くことが私は一番大変でした。

でも、一生で一番、子供達と、そして仕事も、濃い時間を過ごしました。

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息子は春から幼稚園で新しい生活が始まります。

私の働き方もまた変わってくると思います。

お姉ちゃんも難しい時期ですし、息子が小学校に上がる頃にはきっとまた違う悩みを抱えているでしょう。

子育てはまだまだ終わらないのです。

今、子育てと仕事の両立は大変!と思っている小さなお子さんを抱えたお母さんたちに言えることは

小さい頃の子育て期間はあっという間だから、今だけの辛抱と言い聞かせて踏ん張って、ということ(笑)

そしてあっという間の、小さい可愛い時期を味わいきってね、ということ。

子育ては始まったばかりです。

20年後の先を見て、子育てを考え、仕事を考える。

そして、最終的には自分の生き方を考えてほしいなと思います。

子育ては終わりが来るけど、自分の人生はまだまだ続きます。


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そんな時に生き甲斐を持つことは素敵な事だと思うし、人は誰かに必要とされていれば生きていける。

だから、仕事は自分にとっても子供と同じくらい大切。

私はそう考えています。

子育ても仕事も含めて、生き方は自分で決める。


そんな当たり前のことが当たり前になる社会を目指して、私も出来るところから社会に貢献出来ればと考えています。

いま、私と同じような境遇にいるママや、これから子供を生もうと考えている方へ。

子育ては、大変なこともあるけどとっても楽しく、クリエイティブなことです。

えいっと飛び込めば、新しい世界がたくさん待っています。

あの頃は、バタバタだけど一番輝いていた時期だと、そう思える日がきっときます。

そんな時に・・・

自分の生き方に後悔しないように。

自分の選択に後悔しないように。

一日一日を大事にしていきましょう。

そして、明日からまた子育てを頑張りましょうね(^-^)